スズキが超個性派「ジムニー」を連投!?「1人乗り」「モヒカン付き」注目集める特別仕様のスズキ4WDとは
ニュージーランドとイギリスで発表された2台の特別仕様のスズキ「ジムニー」は、それぞれ個性的な外観や機能を持つモデルとして、注目を集めています。どんな特徴があるのでしょうか。
コーヒーを提供できる特別なジムニー 乗車定員は1人
現行モデルが2018年に発売されたスズキ「ジムニー」は、軽自動車サイズ(登録車の「ジムニーシエラ」も存在)でありながら高い悪路走破性を持つ唯一無二のモデルとして存在。また、スクエアなボディに丸いヘッドライトというレトロな外見も注目を集めています。
そんなジムニーですが、そのキャッチーな外観からか、ユニークなイベントカーのベース車になることもあるようです。2021年の夏にニュージーランドとイギリスでそれぞれ、個性的な外観あるいは機能を持つ特別仕様のジムニー(海外仕様)が発表されましたが、どんな特徴があるのでしょうか。
スズキのニュージーランド法人は2021年7月2日に、海外仕様のジムニーをベースにルーフをモヒカンヘアーで装飾した「ジムニークリピット」を製作し、血液疾患患者を支援する慈善団体に提供したと発表しました。
モヒカンヘアーを表現するために用いられたものはオレンジ色の結束バンドで、全部で1704本にのぼったそうです。
製作された目的は、白血病をはじめとした血液疾患の患者とその家族を支援する慈善団体「LBCNZ(Leukaemia & Blood Cancer NZ)」が取り組むチャリティ活動「Shave For a Cure」(任意の立候補者が髪を剃って寄付を募る活動)の支援だといいます。
ボディもオレンジとブラックの2トーンカラーにペイントされ、さらにモヒカンヘアーの装飾でニュージーランド各地を走る特別仕様のジムニーは、まさに注目度抜群の1台といえるでしょう。
一方、スズキのイギリス法人は2021年8月31日に「ジムニービーンズ」を発表しました。ジムニービーンズのボディカラーは、スズキの純正色となるシフォンアイボリーメタリック×ブラックのツートンカラーで、施された装飾もステッカー程度と、見た目に関して大胆なカスタムは施されていません。
しかし、中身はベース車の「ジムニーLCV」(イギリスで販売される商用仕様のジムニー)から大胆に換装され、移動式コーヒースタンド仕様に変身。
Fracino社のコーヒーメーカーや57リッターの水タンク、3M社のフィルターシステム、小型冷蔵庫などを搭載したほか、機器を動作させる電源設備、LPGタンクや機器駆動用の予備バッテリーなどにより、自立したコーヒースタンドとしての機能を果たします。
なお、乗車定員はベース車(ジムニーLCV)の2名からさらに削減され、1人乗りになっているということです。
オフロードを楽しむのにも最適なジムニーですが、個性的な見た目からイベント車両に仕立てられても“映える”1台といえるでしょう。
それではここでクイズです。
現行モデルのジムニーを説明する次の文章のなかで、誤っている選択肢はどれでしょうか。
【1】ラダーフレーム構造を採用する
【2】電子制御式フルタイム4WDシステムを採用する
【3】5速MTと4速ATを搭載する
※ ※ ※
正解は【2】の「電子制御式フルタイム4WDシステムを採用する」です。
ジムニーは電子制御式フルタイム4WDシステムではなく、シンプルな構造が特徴のパートタイム4WDを搭載。高い悪路走破性を実現するだけでなく、優れた信頼性も確保しています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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初めから出せ。一年もまたされ購入しているお客様にとても失礼だぞ。