トヨタが新型SUV「フォーチュナーGRスポーツ」を連投!? 専用エアロで武装した3列SUV発表! その姿とは
トヨタが一部車種にラインナップするスポーティモデル「GRスポーツ仕様」のなかには、海外専売車に設定される事例が存在します。日本では見かけない「フォーチュナーGRスポーツ」とはどんなSUVなのでしょうか。
フォーチュナーに設定されるGRスポーツ仕様とは
トヨタのモータースポーツブランド「TOYOTA GAZOO Racing」の名前を冠した市販車のスポーティモデルに「GRスポーツ」仕様があります。日本でもいくつかのトヨタ車に設定がありますが、その一方で海外にしか存在しないGRスポーツ仕様の車種も存在。
その事例のひとつである、海外専売SUV「フォーチュナー」に設定された「フォーチュナーGRスポーツ」とは、どんなクルマなのでしょうか。
フォーチュナーは東南アジアなどで販売される3列シートSUVですが、インドネシアとタイで相次いでスポーティモデルの「フォーチュナーGRスポーツ」が登場しました。
インドネシア仕様とタイ仕様で車種名は変わらないものの、顔つきや搭載されるエンジンなどが異なります。
まずインドネシア仕様のフォーチュナーGRスポーツは、2021年8月9日に発表されました。
ちなみに、この際「ラッシュ」や「アギア」などフォーチュナーも含めインドネシアで販売されるトヨタ車5車種に一斉に「GRスポーツ」仕様が設定され、同時発表されています。
外観は、ダーククローム色が特徴のフロントグリルのほか、フロント/リアバンパースポイラー、専用アルミホイールなどが装備され、特別感を演出。またテールゲートやボディサイドにはGRバッジが装着されます。
ただしフロントグリルに関しては、色は異なるもののデザインはベース車と共通で、後述するタイ仕様と比べるとデザインの迫力は控えめといえます。
インドネシア仕様のフォーチュナーGRスポーツの駆動方式は、2WDのみの設定です(インドネシア仕様の他グレードでは4WDの設定もあり)。また、搭載されるエンジンは2.4リッターディーゼルと2.7リッターガソリンのふたつから選択できます。
インドネシア仕様のフォーチュナーGRスポーツが発表されてからおよそ2週間後の8月26日、今度はタイ仕様のフォーチュナーGRスポーツが現地で発表されました。
インドネシア仕様との大きな違いはフロントグリルで、GRスポーツ用となるフロントフェイスを採用。現地でラインナップされる「フォーチュナーレジェンダー」に近いフロントフェイスとなります。
また、新デザインのリアスポイラー、専用色のアルミホイール、インドネシア仕様にはないレッドステッチとGRマークが配されたシートなど、スポーティ感を高める演出がなされています。
さらに、足まわりにも手が加えられたことがアナウンスされており、新開発のモノチューブショックアブソーバーを採用したことで、すぐれた操縦安定性を実現しました。
駆動方式は4WDのみで(タイ仕様の他グレードでは2WDの設定もあり)、2.8リッターディーゼルが搭載されます。
※ ※ ※
日本のみならず、海外専売車にも設定されるGRスポーツ仕様。海外にはほかにも「カローラ」シリーズのGRスポーツ仕様などが存在(欧州などで販売)。
トヨタが、これから日本においてもどのような車種にGRスポーツ仕様を設定していくのか、注目されます。
それではここでクイズです。
日本・インドネシア両国で販売されるトヨタのSUVのなかに、日本ではGRスポーツ仕様の設定がないにも関わらず、インドネシアでは設定がある車種が存在します。その車種とはいったいどれでしょうか。
【1】RAV4
【2】ヤリスクロス
【3】ライズ
【4】ハリアー
※ ※ ※
正解は【3】の「ライズ」です。
2021年9月現在日本仕様のライズにはGRスポーツ仕様は設定されていませんが、インドネシア仕様のライズにはグレードのひとつとして「ライズGRスポーツ」が存在。専用となるエアロ仕様のフロント/リアバンパー、サイドスカートを装着し、スポーティなスタイルとしています。
ちなみに、「RAV4」「ヤリスクロス」「ハリアー」はインドネシアではラインナップされていません。
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