どうしたホンダ「フィット」 ライバルが絶好調の裏で大苦戦する理由とは

日本だけでなく世界中で愛されるコンパクトカーの代表といえるのが、ホンダ「フィット」です。2020年2月に4代目となる新型が登場しましたが、1年半が経ちその人気は低迷、2020年1月から6月の乗用車ブランド通称名別順位では前年比59.3%となる2万9686台で第12位、1位のトヨタ「ヤリス」の11万9112台と比べると残念な数字になっています。その理由とはいったいなんでしょうか。

2021年上半期の販売ランキングは12位に低迷

 2020年2月に第4世代となる新型モデルが発売された、ホンダのコンパクトカーが「フィット」です。

2020年2月に登場した4代目「フィット」だが、発売から1年半が経ちその人気は低迷している
2020年2月に登場した4代目「フィット」だが、発売から1年半が経ちその人気は低迷している

 ところが、その販売がどうにもふるいません。

 販売ランキング(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ:乗用車ブランド通称名別順位)を見ると、2020年通年こそ4位になりましたが、2021年になると失速。2021年1月から6月では、なんと12位に低迷しています。

 フィットは2001年に初代モデルが登場してから2015年まで、常に年間ランキングでトップ3に入っていたホンダ屈指のベストセラーです。3代目となる先代の後期からは徐々に順位を落としましたが、デビュー2年目で10位以下という順位は、これまでありえないほどの低いポジションです。

 では、そんな最新フィットは、どのようなモデルなのでしょうか。

 まず、燃料タンクを車体の真ん中の床下に配置するセンタータンクレイアウトと、モノフォルム的なボディスタイル、そして広い室内空間という、歴代フィットが採用してきた、クルマの基本構成は踏襲されています。

 パワートレインは、1.3リッターのエンジンと、1.5リッターのハイブリッドの2種類。ハイブリッドは2モーター式で、走行のほとんどをモーター駆動でまかないます。最新モデルらしく、衝突被害軽減ブレーキなどの先進運転支援システム「ホンダ・センシング」は全車標準装備。通信機能の「ホンダコネクト」もオプションで用意されています。

 そして、今回のモデルならではの特徴が、装備の違いでグレード分けするのではなく、使い方にあわせた5つのルックス違いのグレードにしているところとなります。シンプルな「ベーシック」、快適性の「ホーム」、アクティブな「ネス」、アウトドア向けの「クロスター」、上質の「リュクス」です。

 ユーザーのライフスタイルにあわせて選べるようにしたのが、今回のモデルの大きな特徴であり、魅力となるでしょう。

 ちなみに、2020年フルモデルチェンジした際に筆者も新型フィットを試乗していますが、フラットな乗り心地と素直な運動性能、シンプルだけど質感の高い内装など、商品力が非常に高いと感心しました。よくできたコンパクトカーだと思っています。

 しかし、その新型「フィット」が、実際のところ2021年に入って売り上げが鈍っています。どこに理由があるのでしょうか。もちろん、不調の理由はいくつもの要因が絡み合っているはずです。ですが、筆者的には、一番の問題となるのは価格ではないかと睨んでいます。

 今回の新型「フィット」の価格は、1.3リッターのエンジン車が155万7600円から218万6800円(消費税込、以下同)。ハイブリッドが199万7600円から253万6600円という値付けです。中心価格でいうと、エンジン車は170万円から200万円、ハイブリッドが200万円から230万円といったところ。

 では、2013年発売の先代モデル、3代目フィットはどうであったかというと、エンジン車が126万5000円から180万円、ハイブリッドが163万5000円から193万円でした。ちなみに2007年発売の2代目フィットはすべてがエンジン車(フィットEV除く)で、119万7000円から178万5000円です。

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