【煽り運転にドラレコより効果アリ】防止効果絶大の謎キャラ「レフキーくん(57歳)」って何?

「あおり運転(煽り運転)」に関する罰則が強化されて約1年以上が経ちますが、現在も度々報道されています。一般的にドライブレコーダーの装着が有効といわれていますが、実は謎のキャラクター「レフキーくん(57歳)」があおり運転に対策に絶大な効果を発揮するといいます。どのようなキャラクターなのでしょうか。

なぜ「レフキーくん」はドラレコよりもあおり運転の防止に効果があるの?

 では、なぜレフキーくんがあおり運転の防止においてドラレコよりも効果絶大のキャラクターなのでしょうか。

 昨今、あおり運転が社会問題化するなか、ドラレコを装着するクルマが急激に増えています。

 出始めた頃は、主に交通事故の瞬間を記録する目的するツールであったためフロントカメラだけのドラレコが主流でしたが、あおり運転が急増してからはリア用のドラレコや360度録画を可能とするドラレコの普及が加速しています。

 また、リアバンパーなどに「ドラレコ録画中」などのステッカーが貼られたクルマも増えました。

 しかし、あおり運転におけるドラレコはあくまでも、「被害を受けた際に、その記録を残すために有効なツール」であって、ドラレコさえつけていればあおり運転が防げるわけではありません。

「ドラレコ録画中」のステッカーが抑止力になると考えている人もいるかもしれませんが、ステッカーを貼って追越車線をふさぐようにノロノロ走り続けているクルマは確実に後続車をイラつかせて怒りを買ってしまいます。

 怒りが増幅してくるとステッカーの有無に関係なくあおり運転を誘発するかもしれません。

「ステッカーを貼っていればあおられない」「制限速度以下で安全運転している私は正しい」などと思い込んでいる「道路の正しい走り方を知らない人」こそ、あおりの標的になりやすいといえるでしょう。

厳罰化から1年経過も連日のように「あおり運転」の報道がなされている(画像はイメージ)
厳罰化から1年経過も連日のように「あおり運転」の報道がなされている(画像はイメージ)

 そこで、レフキーくんの出番です。

 あおり運転の被害者にならない、絶対的に効果がある方法は、安全運転の大原則である「キープレフト」を遵守した走り方です。

 右側の追越車線を使って追い越しをおこない、左側の走行車線へ余裕をもって戻る「キープレフト」を遵守していれば通行帯違反を犯すこともなく、あおり被害に遭う可能性も格段に低くなってきます。

 なお、首都高をはじめとした都市高速においては、出入口が左右に統一されていないことやジャンクションが複雑に配置されていることなどを理由に、東名高速や中央道などの高速道路にある「追越車線」と名付けられた車線は存在しません。

 しかし、筆者が神奈川県警高速隊に確認したところ首都高湾岸線などのように片側3車線以上の路線において一番右の車線をずっと走り続けていると、通行帯違反で取り締まり対象になる場合があるとのことでした。(すべてが対象となるわけではなく、ジャンクションが近くにないことや右側に出入口がないことなど細かい条件があります)

 追越車線という名前はなくても、「キープレフト」の原則は都市高速であっても変わらないとのことです。

 高速道路を走るときはいつもレフキーくんの存在を思い出しながら、運転の大原則である「キープレフト」を意識して、トラブルを引き起こすことのない賢い運転を心がけたいものです。

【画像】無意識にやっていない? これが「あおり運転行為?」を写真で見る(19枚)

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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