いつも同じ銘柄のガソリンを入れることにメリットはある? GSごとの違いの真相は?
「行きつけ」のガソリンスタンドを作るべき理由とは
貯蔵タンクを他社と共同利用したり、ガソリンを融通しあうバーター取り引きがある以上、ガソリンのブランドにこだわる意味はほぼなくなってしまいました。
しかし、特定のガソリンスタンドにこだわることもまったく無意味なのでしょうか。
都内ガソリンスタンドに勤務するベテランスタッフは次のように話します。
「こだわりすぎて出先でガス欠になるようなのはダメですが、普段給油する『行きつけ』を作るのはメリットがあります。
ガソリンスタンドというと給油するだけの場所のイメージがありますが、『サービスステーション(SS)』ともいうように、クルマにまつわるさまざまなサービスを提供しています。
たとえば、かんたんな点検などは無料で、もちろん初めてのお客さまにも実施させていただいているのですが、いつも来てくださる常連さんのクルマだとこれまでの経過が分かるので、ちょっとした異変に気付きやすいというのがあります」
そうしたサービスを受けるには、「セルフ」ではなく店員のいる「フルサービス」のガソリンスタンドを行けつけにするのがオススメだといいます。
もちろんセルフでも会員特典などは受けられますし、ガソリン代も人件費が削減されているぶん少しだけ安いというメリットがあるので、都合に合わせて選ぶと良いでしょう。
より安心を求めるなら、車検の取り扱いをしているガソリンスタンドを選ぶのが正解です。
車検整備には一般的に「分解整備」を伴うため、自動車整備士が在籍している必要があります。
そのため無資格者より踏み込んだ整備が可能となり、いざというときに心強い味方になってくれることが多いようです。
ちなみに、ブランドにこだわることについて前出のスタッフによると、「ガソリンはさておき、エンジンオイルなどはだいたいどこも独自ブランドの製品ですので、オイル交換を継続して任せるならアリだと思います」とのことです。
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クルマの電動化が進む昨今、ガソリン業界はとくに厳しい状況に立たされており、それだけに他社との連携による混合出荷のような手段は、生き残るためには仕方がないことだといえるでしょう。
かつては各ブランドがハイオクガソリンの性能や効果をアピールし競い合っていましたが、今となっては昔の話ということです。
車検受付けてるSSでも紹介だけです
なんのメリットもありません。
人件費がかかる整備士等は雇ってません