ランボルギーニが新型「カウンタック」を発表! ザ・スーパーカー誕生50周年に限定112台で復活!
21世紀の「カウンタック」の最高速度は?
実際に完成されたカウンタックLPI800-4のエクステリアデザインには、前から後ろへと走るメインのライン、そして鋭い角度、独特のくさび型を備えたカウンタック独特のシルエットに、革新的でモダンなスーパースポーツデザイン、さらには将来のランボルギーニ社のモデルを予感させる造形も効果的に採り入れられている。
純粋なラインの外側には固定されたリアウイングはなく、エアスクープは力強いCピラーに滑らかに統合される。
●デザインは誰が見ても「カウンタック」
フロントマスクも、独特なカウンタック風のフェイスだ。長くて低い長方形のグリルとヘッドライトを備えたフロントボンネットの個性的なライン。それは六角形をデザインの基本コンセプトとしたホイールアーチからインスピレーションを得たものだ。
キャビンのコンパクトで直線的なデザインは、パワフルな前後のラインに隣接し、後方を確認するためにはかつて採用されていたペリスコピオン式のルームミラーも備わる。
そしてボディサイドには大型のNACA式エアインテークが備わり、左右のドアはカウンタックで初採用され、以後ランボルギーニの12気筒モデルのシグネチャーとなったシザースドアが装備されるのは当然のことだろう。
●最新カウンタックはハイブリッドだ
ここからは、カウンタックLPI800-4の主要なメカニズムとスペックを紹介していこう。
まずその基本構造体となっているのは、カーボンファイバー製のモノコックタブだ。ボディも同様の素材で成型されており、結果として車両重量は乾燥重量で1595kgと、非常に魅力的な数字となった。
フロントスプリッター、フロントウインドウ、ドアミラーの周囲、エンジンボンネットカバーのエアインテーク、ロッカーパネル等々ではカーボンパネルを無塗装で使用することもでき、装備としては最先端の3Dプリント技術によって成型された可動式の通気口や、スイッチ操作で透過率が変化する、フォトクロマティックルーフなど、21世紀を感じさせるものも多くある。
リアミッドに搭載される6.5リッターV型12気筒DOHC 4バルブエンジンの最高出力&最大トルクは、780ps&720Nm。2007年に登場した「アヴェンタドールS」が740psであったことを考えると、カウンタックLPI800-4はエンジンだけですでに、アヴェンタドールSのパフォーマンスを凌駕しているのだが、さらに48Vエレクトリックモーターからなる、マイルドハイブリッド機構もカウンタックLPI800-4には搭載されている。
必要時には34psの最高出力と35Nmの最大トルクで、V型12気筒エンジンをサポートする仕組みだ。ちなみにバッテリーは、すでにランボルギーニが世界のリーディングカンパニーのひとつとなりつつある、スーパーキャパシタを採用。このスーパーキャパシタを含めたシステム一式の重量は34kgと驚くほどに軽い。
このパワーユニットに7速セミAT=7速ISR(モード変化により、リアホイールからのアウトプットとシフトの特性等が同時に制御される)を組み合わせ、第4世代にまで進化したハルデックス・カップリングを介して、必要時には前輪にも瞬時に、そして必要な量のトルクが伝達される仕組みだ。
カウンタックLPI800-4の最高速度は355km/h、0-100km/h加速は2.8秒だ。
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世界でわずかに112人のみが手にすることができる、カウンタックLPI800-4のキー。21世紀に復活したカウンタックは、どれほどの感動と興奮をドライバーに与えてくれるのだろうか。それは限られたオーナーのみが知るところである。
自宅以外に駐車はしないという条件付きで乗る車かな。しかし、昔も今も、やはりカウンタックは夢を与えてくれる。