ランボルギーニが新型「カウンタック」を発表! ザ・スーパーカー誕生50周年に限定112台で復活!
「カウンタック」復活の噂が、ついに現実となった。「カウンタックLPI800-4」の掛け値なしの最高速度は?
112台限定で市販される現代版「カウンタック」
ランボルギーニは、「カウンタック」のプロトタイプに相当する「LP500」のジュネーブ・ショーでのデビューから50年にあたる2021年の「The Quail :A Motorsports Gathering」で、そのアニバーサリー・バージョンとなる、「カウンタックLPI800-4」を発表した。
このモデルは、カウンタックの開発型式であった“LP112”にちなみ、112台のみが限定生産され、デリバリーは2022年の第1四半期から開始される予定となっている。
●「カウンタック」誕生50周年のサプライズ
1971年にプロトタイプのLP500が発表されたカウンタックは──今回プレスリリースのなかで、ランボルギーニは初めてその発音が「Coon-tach」とイタリア語では正式に発音されることにも触れている。スーパーカーブームのなかで育った私は、馴染み親しんだ日本流に、カウンタックと呼ばせていただくことにする──マルッチェロ・ガンディーニによる革新的なデザインと、テクノロジーのルールブレーカーであった。
今回ランボルギーニが限定車としてカウンタックLPI-800-4を発表したのには、大きく分けてふたつの理由があるように思う。
ひとつはルールブレーカーとして1970年代に誕生したカウンタックの50周年への敬意を表するため。もうひとつは現在ランボルギーニが持つ最新の技術と、それを使用したニューモデルの予告をおこなうためのものだ。
先日ランボルギーニに復職した会長兼CEOのステファン・ヴィンケルマンは次のように語る。
「カウンタックLPI800-4は、その前身がそうであったように先見の明のあるクルマです。もっとも重要な自動車のアイコンのひとつといえるカウンタックは、ランボルギーニの設計とエンジニアリングの信条を具現化するだけでなく、新たな境地を切り拓き、予期せぬ並みはずれたものを実現しました。そしてもっとも重要なこととして、夢のようなものであることという、ランボルギーニの哲学を表しています。
カウンタックLPI800-4は、このランボルギーニの大切な遺産に敬意を表していますが、それは絶対的なものではありません。
1970年代と1980年代のカウンタックが、その10年間のスーパースポーツにどのような影響を与えたのかを振り返っています。それは、ランボルギーニのDNAを継承しながら、楽しみつつ新しいデザインとテクノロジーを模索するという伝統をも受け継いでいます。
それはブランドの永続的でエモーショナルな力を本質的に表現するランボルギーニにほかなりません。常にそのスタイリングに見とれ、エンジンサウンドに酔いしれ、なによりもドライブするファンとスリリングを尊重しています」
自宅以外に駐車はしないという条件付きで乗る車かな。しかし、昔も今も、やはりカウンタックは夢を与えてくれる。