日産の小型セダン「アルメーラ」が超カッコいい! タイのニーズに合わせたスポーティなカスタムカーとは

日産がタイで販売する小型セダンとして「アルメーラ」がありますが、さらにそれをカスタムしたモデルとして「スポルテック」が登場しました。一体どのような特徴があるのでしょうか。

オーテックジャパンがタイのニーズに合わせてカスタムを実施!

 日本では「セダン離れ」が進み、歴史あるモデルであっても生産終了となることが増えています。

 一方アジア諸国ではいまでもセダン人気が高く、なかでも東南アジア最大の自動車生産国であるタイでは、小型セダンのニーズが高いといわれています。

 そんなタイで日産は、小型セダン「アルメーラ」を販売しています。

日産「アルメーラ」のカスタム仕様「スポルテック」(タイ仕様)
日産「アルメーラ」のカスタム仕様「スポルテック」(タイ仕様)

 アルメーラは、かつて日本でも販売されていた「ラティオ」の後継車として登場。現行モデルは2019年に発売され、実質的には「マーチのセダン版」といわれています。

 アルメーラのボディサイズは全長4495mm×全幅1740mmと、日本でいえば3ナンバーサイズ。プラットフォームはひとクラス上のCセグメントに属する中国の「シルフィ」(日本未発売)と同じ「CMF-C」を採用しました。

 エンジンは1リッターターボを搭載。シルフィのようなデザインで、かつてのラティオよりも洗練されたスタイルを実現しています。

 さらにこのアルメーラをスポーティでプレミアムに仕上げたのが、2021年6月に発表された特別仕様車「アルメーラ スポルテック」です。

 アルメーラ スポルテックは、日産車のカスタムカーブランドである「AUTECH」や「NISMO」を手掛けるオーテックジャパンが開発・設計しました。

 外観は、シルバーの加飾を施したフロント/リアバンパーや、光沢のあるブラックのフロントグリル、スポーティなリアスポイラー、15インチブラックアルミホイールなどを専用装備として設定。

 なかでも前後バンパーのシルバー加飾などは、日本で販売される「リーフAUTECH」や「セレナAUTECH」などと共通する意匠だといえます。

 内装は、黒を基調とした上質な素材を採用したスタイリッシュな室内とし、フロントコンソール、フロント/リア両サイドのドアパネルに黒の素材を使用し、ダークグレーのステッチを施しています。

 エアコンの吹き出し口はダークメタリックに変更し、シフトノブやステアリングスポークにはピアノブラックの装飾を施すなど、よりスポーティなインテリアを演出しました。

 タイ日産の関口功社長は、次のように述べています。

「日産は、タイの顧客ニーズに合わせて個性的な商品を開発・提供しています。たとえば、オーテックジャパンと共同でカスタムしたアルメーラ スポルテックがそのひとつです。

 日常的な使用に適したカスタムカーを提供するとともに、ユニークでスポーティなスタイリングや上質な素材を提供することで、お客さまの好みや要求に応えています」

 オーテックジャパンは、質の良い素材を用いて、細部へのこだわりを持つプレミアムなクラフトマンシップで有名です。

 同社は、海外の日産生産拠点と連携し、各国のユーザーニーズに合わせて商品を設計していることから、アルメーラ スポルテックのような現地のユーザーの好みに合わせた個性的なカスタムカーを提供することを可能としているといいます。

※ ※ ※

 アルメーラ スポルテックのタイでの価格は62万9000バーツから65万9000バーツ、日本円で約210万円から約220万円です。

【画像】スポーティなカスタムがイケてる! 日産「アルメーラ スポルテック」(13枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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