真夏のクルマで目玉焼きは作れる? 暑すぎて過酷な車内の実態とは
サンシェードで温度上昇は抑えられるものの、それでも車内は50度超!?
以前にJAFがおこなった実験では、真夏の炎天下で4時間放置したクルマのダッシュボードの最高気温は80度近くまで上昇するという結果になっています。
ダッシュボードは車内もっとも高温になるといわれていますが、シートベルトやチャイルドシートの金属部分、ハンドル、シフトレバーなども高温になりやすく、クルマに乗るときはヤケドなどに注意が必要です。
一方、直射日光を遮るための対策としてサンシェードを装着した場合、JAFの実験ではダッシュボードの最高温度は52度となり、なにもしなかった場合に比べて温度の上昇を抑えることができたといいます。
しかし50度を超える温度は相変わらず高温であり、サンシェードを着用していても油断は禁物といえそうです。
真夏の車内に子供を置き去りにして、熱中症などで死亡する事故もおこっていますが、車内の温度上昇についてJAFは次のように注意喚起しています。
「子供だけではなく、高齢者は加齢にともない体温調節機能が低下するため注意が必要なほか、ペットなども車内に残してクルマを離れることは、決してしないよう注意してください」
コンビニやスーパーの駐車場などで、子供が寝ているから、連れていくのが面倒だからなどという理由で車内に残したままにするのは大変危険な行為です。
たとえ短時間であっても、子供や高齢者、ペットなどを車内に残してクルマを離れることがないよう、十分に注意することが必要といえます。
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上昇した車内の温度を素早く冷やすには、どうすればいいのでしょうか。
効果が高いとされるのは、窓を開けてエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にして走行。
2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行し、その後、冷たい空気を外に逃がさないように窓を閉めるという方法です。
このときの窓の開け方にもコツがあり、対角線の窓同士を開けると空気が循環しやすいといわれています。
さらに、片方の窓はこぶしひとつ分、もう片方はその半分ぐらいを開けることで、圧力差により空気の循環がさらに良くなり、効率よく温度を下げることができるようです。
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