オリンピックで限定500台の「トヨタ車」が話題に! 選手並に攻めたカローラの正体とは
2021年7月24日に開催された東京オリンピックの「自転車競技男子ロードレース・決勝」。選手達の熱き戦いが感動を呼びましたが、その影でとあるトヨタ車が話題となっています。どのようなモデルなのでしょうか。
縁の下の力持ちのカローラツーリングが話題に!
2021年7月24日、東京オリンピックの「自転車競技男子ロードレース・決勝」がおこなわれました。
同日、Twitterではロードレースの投稿が多く見られるなかで、トヨタ「カローラツーリング」に関する投稿も話題となっています。
なぜ、ロードレースにおいてカローラツーリングが話題となったのでしょうか。
自転車の男子ロードレース・決勝は、東京都府中市にある「武蔵野の森公園」から神奈川県、山梨県、そして静岡県駿東郡小山町の「富士スピードウェイ」まで244kmを走破する形でおこなわれました。
多くの選手がコース上で熱き戦いを繰り広げるなかで、選手後方を走行するカローラツーリングに目を奪われた人が多かったようです。
このカローラツーリングは、トヨタが東京オリンピックに車両提供しているもので、ルーフに予備の自転車などを搭載して選手をサポートしています。
選手のサポートや関係者を乗せたカローラツーリングは、数十台にも及び選手の激走を追っかけるように攻めた走りを見せているクルマも存在。
なお、実際にロードレースを観戦した自動車ライター・加藤久美子氏によると「走行していたカローラツーリングには2種類ありました。青色が特定の国をサポートするのではなく、中立的な立場でサポートするニュートラルカー。白色は各国のサポートカーでした」とカラーリングにより役割が異なると説明しています。
また、Twitterでは使用されているカローラツーリングの仕様に着目する人も多くいました。
このカローラツーリングは、2020年6月1日に500台限定で発売された特別仕様車「2000 Limited」です。
2000 Limitedは、標準仕様に設定される1.2リッターターボや1.8リッターガソリン車、1.8リッター+モーターのハイブリッド車とは異なる2リッターガソリン車となります。
エクステリアは、切削光輝+ブラック塗装の17インチアルミホイール、シルバーメタリック塗装のルーフレールなどを特別装備することにより、スタイリッシュさを演出。
インテリアは、標準仕様の上級グレードに相当する装備に加え、フロントシートはホールド性を高めたほか、表皮に撥水加工を施した上級ファブリックスポーツシートを採用しました。
さらに、インストルメントパネルオーナメントやセンタークラスターなどにはレッド加飾、センターコンソールやドアアームレストにはグレーのステッチを施しています。
細かな部分でも、シートヒーター(運転席・助手席)、ステアリングヒーター、エアクリーンモニター、ナノイーを特別装備することで、快適性も向上させました。
そのほかブラック加飾を施した9インチのディスプレイオーディオや、オプティトロン3眼メーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、カラーヘッドアップディスプレイなど、先進的な装備も充実しています。
この2000 Limitedについて、都内のトヨタ販売店は次のように説明しています。
「この特別仕様車は、元々、2020年に開催される予定だったオリンピックに合わせて設定されたモデルとして限定500台で発売されました。
2リッター仕様がなかったことや、装備面の充実もあり、発売前から問合せが多くありました。
また、先日のオリンピックの自転車競技でこの2000 Limitedが登場したことで、『いまから買う方法は無いのか』という問合せもあるなど反響がありました」
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トヨタでは、さまざまな車種を競技運営や選手・チームサポートに提供しています。
今回のロードレースのように公道を使用する競技では、選手をサポートするトヨタ車が活躍する場面が見られるかもしれません。
小山市じゃなくて小山町ね。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。