6000万円超えの日産「34型GT-R」 19年前の国産スポーツカーに破格の値が付けられた理由とは
2021年7月11日、日産「スカイラインGT-R(BNR34型)」のオークションが開催され、6050万0001円という価格で落札されました。なぜ、これほどまでの価格が付いたのでしょうか。
34GT-Rが約6000万円で落札された理由とは
2021年7月5日から11日に掛けておこなわれた日産「スカイラインGT-R(BNR34型)」のオークション。
最終落札価格は、6050万0001円という驚愕のプライスが付けられましたが、なぜこれほどまで高額な落札価格となったのでしょうか。
ヤフーとBH AUCTIONが希少価値の高い名車やレーシングドライバースーツなどのオークションとして2021年6月14日より開催している「コレクションカーオークション」。
第2回となる今回は「新車未登録コレクション」をテーマとし、ディーラーから新車販売された車両ではあるものの、ナンバー登録が一度もおこなわれず、現在まで公道を走っていない未使用状態で保管されている希少価値の高いクルマに限定したオークションでした。
そのなかでの注目車として、前述のスカイラインGT-R(BNR34型)が出品されており、このモデルは「スカイラインGT-R V-SPEC II Nur(BNR34型)」という生産台数700台の希少車です。
スカイラインGT-Rの第2世代として、BNR32型、BNR33型、BNR34型が生産されていますが、なかでも根強い人気を誇っているが映画「ワイルド・スピード」の劇中車としても活躍したBNR34です。
BNR34のファイナルエディションとして発売されたV SPEC II NurとM SPEC Nurの生産台数は計1000台。
さらに、V SPEC II Nurは約700台といわれ、ホワイトカラーは約160台だといいます。
これらの条件だけでも希少性が高いなかで、今回のモデルは未登録車(完成検査終了証付き)かつ走行距離はわずか10kmという極上のコンディションだったことで6000万円を超える価格が付いたのです。
オークション自体は、元々5000万円からスタート。入札に動きがあったのは11日夜からとなり、最終的には2名の入札者が競う状態でした。
そして、前述の通り6050万0001円という最終落札価格が付けられたのです。
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昨今、国内外で国産スポーツカーの値段が高止まりしていますが、その中心モデルとして32型、33型、34型が存在。
今後を含めても今回のBNR34並のコンディションを保っているモデルはレアケースといえ、さらに価値を高めていくのかもしれません。
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