もはやクルマじゃない? アグレッシブすぎるデザインのクルマ5選

有機的なデザインのモデルと、無機質なデザインの最新モデルとは

●ミツオカ「オロチ」

神話に登場する「八岐の大蛇」をヒントにデザインされた「オロチ」

 1994年に日本で10番目の乗用車メーカーとして認められたミツオカは、これまで数多くの個性的なクルマを販売してきており、2020年11月には同社初のSUVである「バディ」を発売して注目されています。

 このミツオカが開発したモデルのなかでもアグレッシブなモデルとして知られているのが「オロチ」です。

 オロチはもともとショーカーとしてつくられ、何度かの仕様変更を実施したうえで2007年4月から市販されました。

 車名は日本の神話に登場する「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」からとって「大蛇(オロチ)」と名付けられ、デザインもヤマタノオロチからヒントを得たスタイリングで、『一見すると「怖い」、しかし「見たい」』という衝動に駆られる妖艶さをコンセプトにデザインされました。

 ボディサイズは全長4560mm×全幅2035mm×全高1180mmと、欧州製スーパーカーと同等のサイズです。

 エンジンは最高出力233馬力を発揮するトヨタ製3.3リッターV型6気筒DOHCをリアミッドシップに搭載。スペック的には決して高性能ではありませんが、あくまでも見た目が重視された結果です。

 オロチは2014年に生産を終了しましたが、いまもミツオカを代表するモデルとして君臨しています。

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●テスラ「サイバートラック」

とても市販車のデザインとは思えないほどアグレッシブな「サイバートラック」

 2003年に設立されたテスラモーターズ(以下テスラ)は、電気自動車に特化したメーカーで、その技術力を生かしてさまざまな電力系事業も展開しています。

 このテスラから2019年に発表されたのが「サイバートラック」で、もちろんピュアEVです。

 サイバートラックは2列シートキャビンのスポーツ・ユーティリティ・トラック(SUT)にカテゴライズされますが、外観は誰もが市販車となることを疑うほど斬新なデザインを採用。

 外板のほぼすべてのボディパネルは平面で構成され、まるで往年のステルス攻撃機「F-117」をオマージュしたかのようです。

 とくに特徴的なのが三角形のサイドビューを実現したキャビンで、誰の目にも奇異にも映りますが、流麗なフォルムが全盛の時代に対するアンチテーゼともいえるでしょう。

 その後、2021年2月にテスラはサイバートラックの最終デザインを発表。2021年の終わりから2022年初頭にかけて、生産が始まる予定となっています。

※ ※ ※

 モーターショーに出展されるコンセプトカーは、実用的な面を考えずにデザインされるモデルも多いですが、今回紹介した5台はすべて市販車ということが驚異的なことではないでしょうか。

 また、カウンタックは見るからにスーパーカーといえますが、実際に空力性能はそれほど優れていないという実証実験もあるなど、やはり見た目が重視されたということです。

 たしかに実用性ではこの5台とも疑問符がありますが、こうしたデザインを実現できたことは、すばらしいのひと言に尽きるといえます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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