2人乗り「ジムニー」発表! 右ハン仕様&金網付きの「ジムニーLCV」を英国で発売へ

英国スズキは、2シーターの「LCV(Light Commercial Vehicle)」仕様となる「ジムニーライト(LCV)」を2021年に英国で台数限定販売することを明らかにしました。

右ハンドル仕様の2人乗りジムニーとは

 スズキを代表する本格オフローダー「ジムニー(ジムニーシエラ)」。現行モデルは2018年7月に20年ぶりのフルモデルチェンジを遂げています。
 
 そんななか、2021年7月1日に英国スズキは、2シーターの「LCV(Light Commercial Vehicle)」仕様となる「ジムニーライト」(以下、ジムニーLCV)を新たに設定し、2021年に英国でごく限られた台数で販売すると発表しました。

英国で発表された右ハンドル&2人乗りの「ジムニーライト(LCV)」
英国で発表された右ハンドル&2人乗りの「ジムニーライト(LCV)」

 国内でのジムニーは、初代モデル(LJ10型)が1970年4月に軽自動車初の本格的4輪駆動車として登場。高い悪路走破性から林業や山間地の商品運搬など、さまざまなニーズに応える「プロの道具」として高い人気を誇っており、海外市場での根強いファンが存在しています

 欧州ではジムニー(日本ではジムニーシエラに相当)が排出ガス規制の影響によって2020年販売終了となっていましたが、その後、同年9月に乗用車から商用車として再度発売されていました。

 今回、英国スズキが発表したのは同市場向けとなり、右ハンドル仕様です。

 ジムニーLCVは2シーター化され、後席部分はすべて荷室となっており、前席と荷室の間には荷物が侵入しないように格子状の金属製パーテーションが設置されています。

 後席をなくしたことで荷室容量を863リットルに拡大。乗用車(4人乗り)の後席を畳んだ状態よりも33リットルほど上まわり、実用性が向上しました。

 パワートレインは、1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンと5速MTを組み合わせています。 

 走破性能は、ラダーフレーム、3リンク式リジッドアクスルサスペンション、ALLGRIP PRO 4WDなどを採用するなど、本格的なオフロード性能を乗用車同様に実現。

 安全面では、オンロードでもオフロードでも安心して走行できるように、衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」や、坂道での走行をサポートする「ヒルホールド&ディセントコントロール」など、乗用車と同様の安全装備を搭載しているほか、衝突時の緊急メッセージ機能「eCall」も標準装備されています。

 ジムニーLCVは1グレードで1万6796ポンド(約258万)からとなっており、カラーリングなどにより価格が異なるようです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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