料金所「中の人」はどんな仕事? 1勤務は驚異の24時間30分? お給料はどうなっているのか

料金所の「中の人」の給与はどんな感じ?

 では、料金所収受員の求人内容は具体的にどのようになっているのでしょうか。

 過去に掲載されていたとある高速道路の料金所スタッフ会社の求人内容を見ていきます。

 まず、勤務時間は8時45分から翌日9時15分とされており、この勤務は2日間の勤務カウントになります。

 実働は15時間20分で5時間10分の休憩と別途4時間の仮眠時間もあります。

 勤務シフトは、ひとつの例として「昼夜勤→休日→昼夜勤→昼夜勤→休日→昼夜勤」となり、昼夜勤のあと9時15分からは勤務カウントでありながら休みになります。

 資格は高校卒業が必須ではありますが、それ以外は経験・年齢は不問。正社員登用後は63歳が定年ですが、その後は再雇用制度を利用して働き続けることもできるようです。

ETC利用率が高まる現在でも「ETC/一般」となっている場合には「中の人」が常駐している
ETC利用率が高まる現在でも「ETC/一般」となっている場合には「中の人」が常駐している

 気になる給与ですが、過去に掲載された求人では、概算月収で16万2000円から18万6000円となっていました。

 年24回の混雑期間での出勤を想定し、別途で4万8000円程度の出勤奨励金も受け取ることができるようです。

 雇用形態は契約社員としてスタートしますが、昇進制度によって勤続1年目で正社員登用のチャンスもあります。

 24時間利用できる高速道路だけあって勤務時間は不規則である一方、長く働き続けられる充実した福利厚生が用意されているようです。

※ ※ ※

 料金所のスタッフは休憩を挟みながら、24時間以上にわたって連続勤務をおこなっています。

 料金の受け取りだけが仕事ではなく、ETCレーンを監視したり精算についての問い合わせに対応したりと、昼夜を問わず忙しく業務をおこなっています。

 日本全国を繋ぐ交通網となる高速道路は、さまざまな現場の人たちの働きによって支えられているといえるでしょう。

【画像】意外と快適? 料金所の内部を写真で見る!(18枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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