料金所「中の人」はどんな仕事? 1勤務は驚異の24時間30分? お給料はどうなっているのか
日本全国を繋いで物流を支えている高速道路は、さまざまな働く人達がいることで成り立っています。今回は、ETCの普及によって接する機会の減った料金所の「中の人」に着目。どういった勤務内容で仕事をしているのでしょうか。
料金所の「中の人」、勤務時間は驚異の24時間30分!?
高速道路の各地点には料金所があります。そこに設置された小部屋のなかには料金の精算をおこなってくれるスタッフが常駐しています。
では、料金所で働く人たちは具体的にどういった仕事をしているのでしょうか。
一般的に、一般道から高速道路に入る出入り口には料金所が併設されていることがほとんどです。
最近では、ETCレーンが普及し、直接料金所で金銭のやりとりをする機会は減っていますが、数少ないものの一般レーンは残っているため、料金所にスタッフが常駐して業務にあたっています。
実際の勤務内容をもとに、料金所スタッフの1日の流れをみていきます。
株式会社ネクスコ・サポート北海道のホームページにある、高速道路料金所での料金所収受員の1日の流れを見ると、まず8時45分に出勤してから制服に着替え、アルコールチェックをおこないます。
次に前日の勤務者からの引継ぎや朝礼をおこない、料金所の建物内外の清掃をおこないます。
その後、料金所の車線にある箱型のブースに入り、通行料金の支払いなどの業務にあたり、12時に昼食休憩、午後は事務室での業務から始まります。
事務室内の機器を使ってETC車線の状況を確認し、もしトラブルが見つかった場合は、車線上に出向いて対策することもあるようです。
休憩を挟んだ後の夕方には再びブース業務が入り、夕食の後には事務室業務とブース業務を交互に仕事を進めます。
23時には料金所建物内の仮眠室で仮眠を取ってから、朝方に再び事務室業務とブース業務を交互におこない、翌9時15分に出勤者への引継ぎをして勤務が終了します。
このように、勤務形態は8時45分に出勤して、翌朝9時15分に勤務終了と、1回の出勤で2日分働く「隔日勤務」が採用されています。一般的な会社員に比べると特殊な勤務形態といえるでしょう。
その時間は驚異の24時間30分。勤務時間だけ見ると長いようにみえますが、途中で仮眠や小休憩をはさみながらの業務となっています。
また、料金所の仕事は料金の受け取りだけではなく、料金所に設置された事務所でETCレーンを監視するほか、料金精算についての問い合わせなどにも対応していることが分かります。
料金収受業務については、同じ人が長時間おこなっているのではなく、入れ替わり制となっています。
料金所の有人ブースについて、NEXCO中日本広報課の担当者は以下のように話します。
「現状、ETCの利用者は9割以上ですが、現金でお支払いされる利用者も1割ほどいらっしゃるので、有人ブースを設けています。
また、ETCでお支払いをされても領収書がほしいという人もいらっしゃるので、そういったお客さまにも対応しています。
新型コロナ禍になってから、勤務時は朝夕に検温を実施、マスクの着用、手指消毒はもちろんのこと、通行券やお金をお預かりするときはトレーを使用し、使用後は都度消毒するなど、感染拡大防止を心がけています」
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料金所に勤務している人は、比較的年配の男性が多い印象を受けます。
年齢層について前出の担当者は「料金所は24時間365日お客さまをお迎えしており、夜間勤務もあるため男性の職場と思われがちですが、現在約2割弱の女性スタッフも活躍しています」と話しています。
実際の求人を見ると、学歴・年齢・経験は一切不問との記載があることから、男女関係なく幅広い世代のスタッフがいるということが分かります。
脅威→驚異でしょう?
プロにあるまじき誤字です!
恥ずかしくないの、脳軽ライターさん。
IME任せのありがち馬鹿変換!
外国人や小学生以下!
ありがちですけど…
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。