オペル新型「アストラ」まもなく世界初公開! すべてが新しくなった6世代目は2022年にも日本上陸!?

独オペルは2021年6月29日、同年7月にも世界初公開が予定されている新型「アストラ」が最終テストに入ったと発表しました。

世界初公開は数週間後。7月中旬の予定

 独オペルは2021年6月29日、同年7月にも世界初公開が予定されている新型「アストラ」が最終テストに入ったと発表しました。

オペル新型「アストラ」のテスト風景
オペル新型「アストラ」のテスト風景

 2020年の冬から実際の条件下でテストや微調整、検証をおこなっています。現在は数週間後に迫ったワールドプレミアの前のテスト最終段階に入っているといいます。

 2020年と2021年の冬には、北極圏のスウェーデン・ラップランドで、マイナス30度という極寒のなかで低温実験がおこなわれました。また次世代アストラにはPHEVモデルも用意されるため、極寒の条件下でもリチウムイオンバッテリーのウォームアップ時間などのテストが繰り返しおこなわれました。

 またドイツのドゥーデンホーフェンにあるテストセンターでは、ADAS(自動運転支援システム)の試験がおこなわれました。試験場のオーバルコースと長い直線を使用して、アダプティブクルーズコントロールや緊急ブレーキ、前方衝突警報やトラフィックアシストまで、高度なADASを調整しました。

 さらにドゥーデンホーフェンテストセンターにある環境試験施設(クライマティックチャンバー)では、ホコリや砂に対するクルマのシーリングテストがおこなわれました。

 現在はオペルの故郷であるリュッセルスハイムのラインマイン地方で、偽装された新型アストラを用いた公道実験がおこなわれています。ここにはエンジニアだけでなく、モータージャーナリストも参加しているようです。

※ ※ ※

 アストラは、1991年に初代が登場したオペルのCセグメントハッチバックです。アストラ名としては、まもなく登場する新型で6代目、前身の「カデット」を含めると11代目となる歴史あるモデルで、日本でも多くのファンがいます。

 初代アストラと、1998年に登場した2代目、そして2004年に登場した3代目までは日本でも販売されていましたが、2006年5月にオペルブランドが日本市場から撤退したため、3代目以降は日本では正規導入されませんでした。

 そのオペルは長い間GM傘下のドイツブランドでしたが、2017年にGMとの関係を断ち切り、当時のグループPSA(現在はステランティス)のブランドになっています。

 そして2020年2月に、プジョー、シトロエン、DSブランドを日本で展開するグループPSAジャパンは、オペルの日本市場への再参入を発表しています。

 その直後に世界的な新型コロナウイルス感染拡大があり、欧州にあるオペルの工場でも生産を停止する事態に陥ったため、当初の導入スケジュールは多少ずれたようですが、それでも2021年内には日本でオペルブランドを展開する予定だとしています。

 15年ぶりとなる日本再参入を決めたオペルですが、まず登場するのはBセグメント・コンパクトハッチバックの「コルサ」、コンパクトミニバンの「コンボライフ」、そしてCセグメントSUVの「グランドライドX」の3車種になります。

 新型アストラはこの中に入っていませんが、以前日本で展開していたときにもアストラは人気車種だったこともあり、2022年の早々に上陸するのではないでしょうか。

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