ホンダ車、3年残価率で高いのは「ヴェゼル」 N-BOX&フィットは? 5年後の価値が高いクルマは何?
1位ヴェゼルの3年残価率は? 2位は意外なあのクルマ!?
残価設定ローンが一般化した2010年代、それと同調するように売れ筋の軽自動車やSUVを投入してきたのがホンダです。そんなホンダ車の残価率はどのようになっているのでしょうか。
筆者(Peacock Blue K.K.)の調査では、3年後の残価がもっとも高いホンダ車は「ヴェゼル」で53%となりました。
過去4回、年間新車販売台数でトップになったベストセラーSUVかつ、2021年4月にフルモデルチェンジを果たしたばかりということもあり、高いリセールバリューを誇っていることがうかがえます。
次点は、意外にも「S660」の52%です。現行モデルとしては唯一無二のミッドシップ系スポーツカーのS660は、すでに生産終了がアナウンスされており、次期型の発表も噂もないことから、将来的にプレミア価格がつくことが想定されていることが、残価率の高さに反映されていると考えられます。
3位以降は、「N-BOX」(49%)、「フィット」(48%)、「フリード」、「N-ONE」、「CR-V」、「ステップワゴン」(47%)と、売れ筋の車種が続きます。
一方、残価率では苦戦しているのがセダンのラインナップです。
セダンでは「アコード」の45%が最高で、「インサイト」が41%、「レジェンド」に至っては35%となっています。
これは、セダン人気の低下を如実に物語っているといえます。
また、レジェンドなどの高級セダンは、そもそも中古車市場での人気が低い傾向があり、なおかつトヨタ「クラウン」を筆頭とした強力なライバルが存在することから、残価率も低く設定されていると考えられます。
ちなみに、5年後の残価率がもっとも高く設定されているのはS660の42%です。
これは前述の通り、プレミア化が予想されているためと思われますが、その次にランクインしているのは、N-BOXの36%となっています。
一般的に、新車価格の低い車種の残価率は低く設定されることが多いなかで、2010年代のホンダを代表するベストセラーカーであるN-BOXは、大いに健闘しているといえるでしょう。
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残価率は、概ね3か月ごとに見直しがおこなわれます。また、販売店や地域によって異なる場合もあるので、ここで紹介した数値は目安としてとらえ、実際の購入時には各販売店で見積もりを取ることをおすすめします。
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