シトロエン初のPHEV「C5エアクロスSUV プラグインハイブリッド」日本上陸
グループPSAは2021年6月24日、シトロエン初のプラグインハイブリッド仕様「C5エアクロスSUVプラグインハイブリッド」を追加、発売します。
システムトータル出力は225馬力 EV走行可能距離は65km
グループPSAは2021年6月24日、シトロエン初のプラグインハイブリッド(PHEV)仕様「C5エアクロスSUVプラグインハイブリッド」を追加、発売します。
C5エアクロスSUVは、シトロエン100周年を迎えた2019年1月に欧州で発売され、日本では同年5月28日に上陸したCセグメントSUVです。
スリーサイズは全長4500mm×全幅1850mm×全高1710mm、ホイールベースは2730mmの5人乗りモデル。欧州では大人気となり、デビューからまだ1年が経っていない2019年12月には、全世界で10万台を超える販売台数を記録するなど、シトロエンとしてはBセグメントハッチバック「C3」や、C3ベースのコンパクトSUV「C3エアクロスSUV」に次ぐベストセラーモデルになっています。
従来、日本では177馬力・400Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン搭載モデル、および最高出力180馬力、最大トルク250Nmを発生する1.6リッター直列4気筒ターボのガソリンエンジン搭載モデルという展開でした。
今回登場したのは、1.6リッターガソリンエンジンをベースに110馬力の電動モーターを搭載し、システムトータル出力225馬力・360Nmを発揮するPHEV仕様です。トランスミッションは、トルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチと電動モーターを用いたPHEV専用8速オートマチック「e-EAT8」を組み合わせています。
トラクション(駆動用)バッテリーはリチウムイオンタイプで、容量は13.2kWh。これをリアシート下に配置することで、後席の居住スペースとラゲッジスペースは純内燃機関仕様と実用上ほとんど変わらないといいます。
C5エアクロスSUVプラグインハイブリッドは、バッテリーをリアシート下に搭載することで増加するリア荷重に対応するため、リアサスペンションはPHEV専用のマルチリンクに変更されています。このリアサスペンションのポテンシャルアップとバッテリー配置による前後重量配分※の改善(プラグインハイブリッド版で約56:44、ディーゼルエンジン版で約61:39、ガソリンエンジン版で約60:40)により、ハンドリングと乗り心地の両面においてさらにレベルアップしています。
電気のみで走行可能なエレクトリックモードでの走行可能距離(WLTCモード)は65km。このモードがシステム始動時のデフォルトモードです。最高速度は135km/hですが、アクセルを深く踏み込んだ際には自動的にエンジンもかかります。
走行モードはほかにも、総合的にもっともエネルギー効率の良いモードであるハイブリッドモード、さらにエンジン主体で駆動するスポーツモードがあります。
バッテリー充電は200V普通充電のみに対応、3kWで約5時間、6kWで約2.5時間で満充電となります。
C5エアクロスSUVプラグインハイブリッドの車両価格は550万円(消費税込)です。
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