5m超えの爆速SUV新型「MDXタイプS」公開! アキュラ最強SUVを米国で年内発売
2021年6月18日にホンダの高級ブランドとなるアキュラは、新型「MDXタイプS」を公道デビューさせました。米国市場にて2021年内に発売されるという新型MDXタイプSとは、どのようなモデルなのでしょうか。
355馬力の爆速SUV新型「MDXタイプS」とは
ホンダの高級ブランドとなるアキュラは、2021年内に新型「MDXタイプS」の米国市場発売を明らかにしており、同年4月には正式発表に先駆けて動画にてお披露目されていました。
アキュラのSUVとして初となる高性能なMDXタイプSとは、どのようなモデルとなるのでしょうか。
タイプSは、アキュラブランドにおいて高性能モデルを象徴するものとなり、1997年の「NSXタイプS」から始まります。
その後、「CL」「TL」「RSX」と相次いでタイプSをラインナップしていましたが、2008年に登場した3代目TLを最後にタイプSは設定されていませんでした。
しかし、2021年に「TLXタイプS」が登場したことで、アキュラブランドの新たなタイプSモデルが復活。
新開発の3リッターV型6気筒ターボと10速ATを組み合わせて最高出力355馬力を発生させています。
さらに、高い性能を発揮する足回りや四輪駆動制御(SH-AWD)などを採用することでアキュラにおけるもっともスポーティなセダンとなっています。
一方でMDXタイプSは、復活第二弾モデルとして登場。正式発表はまだですが、2021年4月21日にアキュラが公開した「タイプSヒストリー」の動画にて存在が明らかにされました。
MDXタイプSは、ベースとなるMDXの2022年モデルとして登場することが予想され、アキュラのSUVとして初めてタイプS」のバッジを冠したモデルです。
パワートレインは、TLXタイプSと同じく最高出力355馬力を発生させる3リッターV型6気筒ターボと10速ATを組み合わせているほか、SH-AWDも標準装備。
なお、TLXとMDXそれぞれのタイプSに搭載されるエンジンは、NSX用の専用ツインターボを手掛けたチームなどによってタイプSモデル専用のエンジンとして開発されました。
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今回、2021年6月18日には同市場で開催される「パイクスピークインターナショナルヒルクライム」に出場するアキュラチームのけん引車としてデビューします。
このレースには、2台のTLXタイプSとNSX(タイムアタック仕様)が参戦しますが、MDXタイプSはオハイオ州レイモンドのチームショップからコロラド州パイクスピークまでTLXタイプSレースカーの1台をけん引して、競技中にアキュラチームをサポートします。
なお、北米のようなSUVやピックアップトラックが多くラインナップする市場では、モーターハウスやボートなどをけん引するニーズが高いことから、けん引性能をセールスポイントとしています。
そのような背景もあり、今回パイクスピーク参戦車両をけん引することで、けん引車としての実力をアピールする目的があるとみられます。ちなみにMDXタイプSは最大けん引力5000ポンド(約2268kg)を発揮するなど、けん引車として十分な性能を持っています。
MDXタイプSの正式発表は、2021年後半の発売日が近づくタイミングで明らかになるようです。
是非とも日本へお願いします。ODYSSEYとレジェンド