仏頂面がイカツイ! 600馬力のモンスター 新型「エンデュランス」がスゴイ

オフロードレース「第34回スコアサンフェリペ 250」に参加したアメリカの新興EVメーカー・ローズタウンは、同社が開発するEVピックアップトラック「エンデュランス」を間もなく生産開始する予定です。ローズタウンとはどのようなメーカーなのでしょうか。

メキシコの砂漠を爆走!ゴツカッコイイ!ローズタウン「エンデュランス」とは

 アメリカの新興EVメーカーのローズタウンモーターズ(以下ローズタウン)は、メキシコのバハカリフォルニア州で2021年4月に開催されたオフロードレース「第34回スコアサンフェリペ 250」に出場したことを同月19日に発表しました。

 ローズタウンとはどのようなメーカーなのでしょうか。

インホイールモータ搭載!600馬力のモンスターローズタウン「エンデュランス」
インホイールモータ搭載!600馬力のモンスターローズタウン「エンデュランス」

 ローズタウンは、テスラやカルマ、GM、トヨタ、フォルクスワーゲンなど、自動車業界の出身者を幹部に持ち343名の社員をかかえる、アメリカの新興EVメーカーです。

 EVのフルサイズピックアップトラック「エンデュランス」を開発しており、GMから購入したオハイオ州ローズタウンの工場で生産する予定です。

 工場は生産拠点兼本社で、ローズタウンは同工場で将来的に年間50万台の生産を予定していると説明します。

※ ※ ※

 前述のスコアサンフェリペ 250は、約450kmの砂漠など悪条件の道で高速走行をおこなう過酷なレースです。

 ローズタウンはそのレースに参戦し、エンデュランスの走破性と耐久性をテストしました。

 エンデュランスのエクステリアはフロントからサイド、リアに続いていく黒いラインが特徴的なほか、ホイールに搭載されたインホイールモーターがボディとは別の色に塗り分けられ、他車とは異なった雰囲気を醸し出しています。

 パワートレインは、インホイールモーターを4輪に搭載した4輪駆動を採用、これにより優れたトラクションと重量バランス、高度なソフトウェア制御を実現し、システム出力は600馬力、0-96km/h加速は5.5秒、最高時速は128km/hになります。

 インホイールモーターのもうひとつの特徴として、稼働部品点数が減ることにより、メンテナンスコストが下がり、所有にまつわるトータルコストが削減されることも挙げられます。

 LGエナジーソリューションから提供されるバッテリーのサイズは109kwhのものを採用、最大航続距離は402km以上を想定されています。

 またインホイールモーターとバッテリーには購入後8年間の保証がついております。

 価格は5万2500ドル(約580万円)からで、現在100ドル(約1万1000円)で予約注文を受け付けております。

 ローズタウンによると、2021年3月に最初のベータ版エンデュランスをラインオフし、2021年9月の生産開始に向けて進捗中です。

 またエンデュランスのほかにEVバンもリリース予定で、2022年後半に生産を開始する予定で開発を進めています。

 LGからバッテリーの供給を受け、旧GM工場で間もなく生産されるロードスタウンのエンデュランス、珍しいインホイールモーターを採用したクルマに期待がかかります。

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