「MINI」生産開始から20年 オックスフォード工場での記念式典に登場したVIPとは
独BMWは2021年6月10日、プレミアムコンパクトブランド「MINI」の生産開始から20周年を記念して、プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)が、MINIブランドの本拠地であるオックスフォード工場を訪問したと発表した。
チャールズ皇太子がMINIエレクトリックを運転
独BMWは2021年6月10日、プレミアムコンパクトブランド「MINI」の生産開始から20周年を記念して、プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)がMINIブランドの本拠地であるオックスフォード工場を訪問したと発表した。
オックスフォード工場は現在、BMWグループの工場としては世界で初めて、電気自動車(フルEV)とエンジン搭載車を同じラインで製造している。
2020年に欧州をはじめとした市場で発売されたフルEV「MINIエレクトリック」の販売は順調で、2021年には生産台数が倍増。チャールズ皇太子はオックスフォード工場訪問の一環として、生産ラインからMINIエレクトリックを運転し、その後、工場で働く従業員と懇談した。
MINIオックスフォード工場のマネージング・ディレクター、ピーター・ウェーバー氏は「皇太子殿下をMINIブランドの中心地であるこのオックスフォード工場にお迎えできたことは大変な名誉であり、喜ばしいことでした。2001年に、最初のMINIがここをラインオフしていったとき、現在の社員の4分の1がすでに働いていました。その社員の献身と情熱が、現在のMINIの世界的な評判を高めてきたといえます。
この特別なお祝いで、このような記念すべき皇太子殿下がMINIエレクトリックを運転するのを拝見できたのは、本当に素晴らしいことでした」とコメントしている。
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1913年に操業を開始したオックスフォード工場は、108年にわたる歴史を持っている。当初はモーリスの生産がおこなわれ、以来BMCやローバーグループのクルマがここで製造された。クラシックMiniをはじめとした数々の英国車がオックスフォード工場で生まれている。
そして現在は3700人以上の社員が働き、67秒に1台、1日1000台のMINIが製造されている。
MINIは2030年代初頭までに、BMWグループのブランドとして初めて、完全な電気自動車ブランドとなる予定だ。
オックスフォード工場は過去20年間にわたり、MINIの生産をより持続可能なものにする上で重要な役割を果たしてきた。また2030年までに、世界の生産工場からのCO2排出量を、2019年比で80%削減するというBMWグループの戦略においても重要な役割を果たしており、今後もその役割を継続していくという。
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