ランボルギーニ「シアン」をレゴで再現! 原寸大レプリカに使ったパーツは40万個以上!!
ランボルギーニのトップモデルである「シアンFKP 37」を、レゴで再現。なぜ原寸大のレプリカをレゴで製作したのだろうか。
総製作時間は約8660時間
ランボルギーニは、レゴグループとのコラボレーションにより、40万個以上のレゴ テクニック エレメントを使用して、「シアンFKP 37」の実物大レプリカを製作し、2021年6月8日に公開した。
2020年に発売された1/8スケールのレゴ テクニック製「シアン FKP 37」に続いて、今回は原寸大でシアン FKP 37が再現された。
使用したレゴ・テクニック エレメントは154種類。そのうちの20種類のエレメントは、同プロジェクトのために特別に作られたものだ。シアンのデザインを細部に至るまで再現し、ミリ単位でクルマの寸法が反映されたレゴ製シアンの総重量は2200kgに及ぶ。
アウトモビリ ランボルギーニの社長兼最高経営責任者であるステファン ヴィンケルマン氏は、次のように述べている。
「ランボルギーニは世界中の人々にとって夢であり、レゴ製品は何百万人もの人々に創造的なインスピレーションを与えてきました。我々は、ランボルギーニとレゴファンの想像力をかきたてる、このユニークなランボルギーニ・シアンでコラボレーションできたことを嬉しく思います」
実物大レプリカは、両社のデザイナー、エンジニア、技術者のコラボレーションによる15人のチームが、8660時間をかけて開発作業をおこない、丹念に作り上げたという。
全長4980mm×全幅2101mm×全高1133mmという、シアンと同じ完璧なプロポーションを持つフレームは、別注で作られた六角形のレゴ テクニック エレメントの複雑なファブリックで覆われている。このデザインは、アウトモビリ ランボルギーニのデザイン言語で不可欠な役割を果たしているヘキサゴンへのオマージュであり、六角形にかたどられたレゴ・テクニックの専用パーツが複雑に結合して構成されている。
レゴ グループのエキスパートたちは、ボローニャ地方の方言で「閃光」または「稲妻」を意味するシアンの名前に敬意を表し、ブロックのみで組みたてられたライトとボディに沿って流れる稲妻のラインが、実物のY字型ヘッドライトと六角形のテールライトの点灯に合わせて光るようにしている。
コックピット内では、ランボルギーニのエンブレムとイタリアの国旗をあしらったステアリングホイール、ダッシュボードのコントロール、レーシングシートなど、細部にわたってレゴ ブロックで再現されている。
今回、大型モデルでは初となるペイントブラシ効果のUVカラー塗料が用いられた。さらに、1/8スケールのレゴ テクニック モデルと同じ色の塗装は、アウトモビリ・ランボルギーニのペイントショップで施されるという凝りようだ。
レゴ社のプロダクト&マーケティング部門の上級副社長であるレナ・ディクセン氏は次のようにコメントした。
「当社のデザイナーはチャレンジ精神が旺盛ですので、今回のモデルは通常より大きめで考えるようにとのオーダーをしたときの彼らの喜びは想像に難くないでしょう。彼らはチェコ共和国のクラドノにあるレゴ社のモデル生産工場で実物大モデルを作製しているエンジニアと協力して作業を進め、レゴ テクニックでできる可能性を極限まで押し広げるチャンスに飛びつきました。レゴ システムでは自由に創意工夫することができるので、ランボルギーニ シアン FKP 37の優れたデザインを十分に表現することができたと自負しています」
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レゴグループ初となるバーチャルアンベールでは、仮想空間に設けられたレゴのワークショップに、実物大モデルが再現されている。さらにこのワークショップでは、1/8スケールモデルの運転席に座ると、フルスケールバージョンに変化し、仮想空間で運転席に座ったまま、実物大モデルを作ったランボルギーニとレゴ グループのデザイナーたちの話を聞くことができるという演出がなされていた。
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