梅雨なのになぜ「洗車」が重要? 梅雨から夏にかけて見直すべき愛車の状態とは
カーコーティング以外にこんな対策もおすすめ
梅雨の時期では、ボディ以外にもさまざまな部分に影響が出てきます。
気にしておきたい部分について、カー用品店を展開するオートバックスの広報担当者は、次のように話しています。
「梅雨の時期に入る前は、ガラスやボディ、ミラーのコーティングに加えて、タイヤのメンテナンスをおこなうことをおすすめします。
タイヤの溝が減っていると、雨の時期にはスリップしやすくなり、思わぬ事故の原因にもなりかねないので、まずは自身で愛車のタイヤをチェックしてみてください。
もし、交換するのであれば、最近では排水性を向上させた、雨に強いタイヤも販売されているので検討してもいいかもしれません。
また、雨が降ることで使用頻度が高くなるワイパーは、劣化してしまっていると拭き取りができないため、撥水タイプに交換するのも良いでしょう」
カーコーティングやタイヤの交換に加えて、エアコンもメンテナンスが必要です。
夏になるとエアコンを本格的に使い始める時期になりますが、久しぶりにエアコンをONにするといやな臭いが車内に充満することがあります。
この臭いの原因として、エアコンフィルターやエバポレーター(空気を冷やす装置)についたカビが挙げられます。
自宅ほど空気の入れ替えを頻繁におこなわない車内はカビや雑菌が繁殖しやすい状況で、とくに梅雨の時期は要注意といえます。
エアコンフィルターは専用のスプレーなどを使って自分で掃除することもできますが、何年も交換していないような状態であれば、交換しておいたほうが安心です。
もし、エアコンフィルターを交換しても臭いが気になる場合は、エバポレーターが原因の可能性があります。
その場合、交換や洗浄をおこなうにはダッシュボードの脱着などが必要となるため販売店かカー用品店などでの作業を推奨します。
また、エンジンを止める前にエアコンをオフにして送風状態にすることでエアコン内部の熱交換器の表面が乾かしてカビや雑菌の繁殖するのを抑えることができます。
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