レクサスが「LC コンバーチブル」を冷凍保存!? 品質と職人技の高さを証明する過酷なテストを実施
製氷室から直行したクルマでのフルパワーのテストドライブ
さらにレクサスは、英国でもっとも優れたプロのスタントドライバーであるポール・スウィフト氏に依頼して、凍結後の走行テストを実施した。
スウィフト氏は、このテストについて次のように振り返っている。
「仕事柄、とんでもないことを頼まれることが多いのですが、今回もそのひとつでした。実車を見るまではあまり緊張をしていなかったのですが、クルマを窓越しに見たときに、とても寒そうで、このシートに座らなければならないのかと思いました。
クルーの『アクション』という声とともに、457bhpのV8エンジンは始動し、車内のディスプレイや計器類が瞬時に動き出し、極寒による悪影響は見られませんでした」
スウィフト氏がいうように、同実験でクライメイト・コンシェルジュはすぐに対応し、キャビンを暖め始めたのだ。
また、スウィフト氏は次のように続けた。
「ステアリングホイールとシートが温まり、ヘッドレストにあるエアスカーフの吹き出し口から暖かい風を感じました。気温がマイナス18度だったことを考えると、かなり快適な車内でした」
ウィンドスクリーンが完全に氷で覆われている状態で、彼はレクサスをチャンバーから運び出したにもかかわらず、ミルブルックの有名なヒルコースの挑戦的なカーブや、上り坂、下り坂のアルパインスタイルルートに挑む準備を整えることができたため、遺憾なくドライビングスキルを発揮することができたという。
「英国の5月に、このような極端な寒さから通常の屋外温度への変化という劇的な温度差を経験したことはありません。そのため何が起こるかわかりませんでしたが、スタートボタンを押すとすぐにエンジンが始動し、クライメイト・コンシェルジュは起動しました。そして3、4分後には画面がクリアになり、アルペンルートに進むことができました」とスウィフト氏は説明する。
ここでLCコンバーチブルは、そのスタイリングと快適性に見合った爽快なパフォーマンスを発揮し、スピードを上げるとボディに張りついていた氷の破片を飛び散らせながらの全開走行をする姿を見せたのだ。
スウィフト氏はテスト結果について次のようにコメントした。
「ミルブルックのこのルートは走行テストには非常に適していて、起伏も激しく、タイトなヘアピンに向かって高速で流れるようなコーナーもあるので、クルマに多くのことを要求しシャシを感じることができるコースです。
しかし、アンダーステア傾向もなくギアチェンジもスムーズで、シフトダウンをするときにはブリッピングして回転数を合わせてくれるなど、必要なことを正確にこなしてくれる素晴らしいクルマです」
今回の厳しいテストで、スウィフト氏はLC コンバーチブルの品質の高さを証明して見せてくれたようだ。
なんで-18度なんだ。 車両の低温試験やヒートショックテストは-30度以下だろうに。
もっとも今夏環境下でオープンにする人もいないだろうからと言うならマイナス18度もそうだと思うけど。
トヨタの素晴らしいところは、自社規格に合格しても意地悪テストを行い、破壊モードで破壊してユーザーが納得のいく壊れ方を見ている点。
その意味では-30度以下の鼻毛も凍る環境下でうっかり開けちまったユーザーの為に破壊試験をすることだね。
当然やっているだろう。
これは単なる素人向けのデモンストレーション。
ゴムが凍結する温度ってのがわざとらしい。
まあ、マスクがサイバートラックのデモで鋼鉄の玉を防弾ガラスにぶつけた程度のこと。