「ホンダジェット」にスポーツグレード仕様爆誕? 最新型エリート Sを発表

2021年5月26日ホンダエアクラフトカンパニーは、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の最新型として「ホンダジェット エリート S」を発表しました。改良型は運用性能と操縦性が向上しています。

「ホンダジェット」スポーツグレード登場!?

 ホンダの航空機事業子会社であるホンダエアクラフトカンパニー(米国)は、同社初のオンライン発表会を2021年5月26日に開催し、「ホンダジェット」の最新型としてアップグレードされた「ホンダジェット エリート S」を発表しました。

ホンダジェットエリートS スペシャルコンセプトデザイン
ホンダジェットエリートS スペシャルコンセプトデザイン

 ホンダジェットは、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体といったホンダ独自技術の採用により、クラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機です。

 2015年12月にデリバリーを開始し、2018年には航続距離の延長や高周波のエンジンノイズ低減により客室内の静粛性を向上した改良モデルがリリースされましたが、今回最新型にアップグレードした「ホンダジェットエリート S」が登場しました。

 ホンダジェットエリート Sは、運用性能と操縦性がさらに向上。

 機体の最大離陸重量が200ポンド(約91kg)増加したことで、より多くの荷物を搭載でき、あるいは搭載燃料の制限を緩和することで(燃料搭載量を増加)航続距離を最大120ノーティカルマイル(約222km)伸ばすことが可能となりました。

 安全に飛行するために設けられた重心位置移動許容範囲を拡大することで、積載物の重量の分配における制限も緩和されています。

 さらに、アビオニクスシステムのアップグレードとしては、無線通信をテキストメッセージでおこなう「FAA Data Comm」と「ACARS」、パイロットの地上操縦時の負荷を軽減する「ASAS」システムを導入しました。

 これにより、パイロットの負荷を軽減するほか、機体運用の安全性を向上しました。

 エリート Sの外観デザインにおいては、ガンメタル、ラックスゴールド、ディープシーブルーの3色の新しいカラーデザインが加わり、「Elite S」のロゴは、赤のS字が追加された特徴的なスタイルとなっています。

 ホンダジェットエリート Sに関してホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長 藤野 道格氏は以下のようにコメントしています。

「2018年のホンダジェットエリート販売開始以来、同クラスの小型ビジネスジェット機を上回る性能と効率性をお客さまに提供してきました。

 ホンダジェットエリート Sへのアップグレードにより、さらなる価値をお客さまにお届けします。

 新しいホンダジェットエリート Sがもたらす革新、設計、および最先端のエンジニアリングにより、今後もビジネス航空業界において、新たなスタンダードを確立してまいります」

※ ※ ※

 ホンダジェットの2020年暦年(1月から12月)のデリバリー数は31機で、小型ジェット機カテゴリーにおいて4年連続で世界第1位となるなど、大躍進を見せています。

 現在までに、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、および日本で販売されており、170機以上のホンダジェットが運用されています。

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