究極の大人のオモチャは700万円オーバー! ブガッティ製キッズカーはカスタムもハンパない
ブガッティの「タイプ35」を75%サイズで再現した「ベイビーII」を購入するカスタマーはどんな人たちなのだろうか。すぐにソールドアウトしてしまった500台のうち、すでにデリバリーされた個体の使われ方を紹介しよう。
「タイプ35」を75%にスケールダウンしたスモールカー
ブガッティは、現在の主力となる「シロン」を始め、ほかの少量生産モデルのデリバリーが順調に進む中で、実はカスタマーの多くが着目しているモデルがもうひとつある。
それは、イギリスのザ・リトルカー・カンパニーとブガッティとのパートナーシップで500台が限定生産される、往年の「タイプ35」を75%にスケールダウンしたモデル「ブガッティ・ベイビーII」である。
すでにVAGUEで紹介した「シロン・アビール・ペル・エルメス(Chiron Habille par Hermes)」をオーダーした、アメリカ在住の実業家マニー・コシュビン氏も、「次にオーダーするのはこのクルマだ」と語っていた1台である。
すでにザ・リトルカー・カンパニーからはデリバリーもスタートしている。
●どんな人が「ベイビーII」を購入しているのか
デリバリーされたベイビーIIのオーナーの多くは、自分のベイビーIIをさらに個性的に、あるいは歴史に忠実な仕様へとカスタムさせるために、フランス・モルスハイムのブガッティ本社をベイビーIIとともに訪れるという。
ベイビーIIの最初の1台は、ドバイのブガッティ・オーナーに納車されたが、その使用方法が非常に洒落ている。ドバイ空港のプライベートジェット・ターミナルにおいて、空港のVIPセクションへのプライベートな移動に使用されているのだ。
このベイビーIIは、カーボンファイバー製のボディを持つ「Vitesse(ヴィテッセ)」バージョンで、カスタムされたペイントカラーで仕上げられている。
さらにベルギーのブガッティ・プライベートコレクターの元に納車されたベイビーIIは、歴史的な「タイプ35 A」とオリジナルの「ブガッティ・ベイビー」、そしてその他数台の戦前のブガッティで構成されるコレクションに加えられることになった。
これらモルスハイムのブガッティ・アトリエからデリバリーされるベイビーIIは、ほかのブガッティ製ロードゴーイング・ハイパースポーツカーと同じように、オーナーの意思を完全に反映させたモデルへと進化を遂げたモデル達だ。
たとえば前で触れたドバイ空港のプライベートジェット・ターミナルで使用されているベイビーIIには、2.8kWhのバッテリーパックとパワーアップされたパワートレインが搭載され、ロードゴーイングのシロンと同様にスピードキーまで備えられるという。
まさにヴィテッセ(速度)という車名から感じるイメージそのものの1台だ。
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