まるで新幹線!? 長すぎる日産「リーフ」激誕! 人生最後に乗るに相応しい仕様とは
日産のスペイン法人は、超ロング仕様の日産「リーフ」を紹介しています。リーフをベースにした霊柩車なのですが、いったいどういうモデルなのでしょうか。
超長~い! ロングな日産「リーフ」はどんなモデル?
日産のスペイン法人は、全長を伸ばした超ロングバージョンの日産「リーフ」が登場したと発表しました。これは一体どんなモデルなのでしょうか。
この超ロングなリーフは、電気自動車(EV)の霊柩車です。
EVは内燃機関に比べて1kmあたりのコストが低く、CO2を排出しません。また、静粛性が高く、多くの可動部品やオイル交換の必要もなく、吸排気系の手入れにかかるコストもないため、メンテナンスが容易でコストを大幅に削減することが可能です。
現在、スペイン国内には6000台以上の葬儀車両がありますが、徐々に電動車に置き換えられています。
葬儀社のフネスパーニャ社は、リーフのフレームを利用した霊柩車「ルーメン」を導入。ベルガダナ社によって製造されたルーメンは、もっともパワフルな仕様で航続距離は最大369kmに達します。
また、空力特性が格段に向上しており、空気抵抗を軽減するエアロダイナミックでスポーティなラインを実現しました。
内装はミニマルであると同時にエレガントです。熱成形のABSなど、軽量かつ耐性のある素材を使用して車両の重量を大幅に軽減しています。
一方インダスオート社は、長年の経験を生かして、別バージョンのリーフ霊柩車「INNOVE」を設計・開発しました。
インダスオートには、デザインとシミュレーションに最先端の技術が投入されており、美しさと機能性を兼ね備えたコンセプトを実現しています。
ボディのダイナミックなラインは、俊敏でコンパクト、モダンな印象です。ゆったりとしたサイズによって広い室内を確保すると同時に、運転しやすい霊柩車を作りました。
また、カーゴエリアが広く、余裕のあるスペースを確保。取り外しできるプラットフォームを装備し、ラゲッジラックや荷物棚の装着も可能です。
花輪などを置くスペースも設けられ、さらにサイドカーテンをルーフに組み込むことや、窓にダークニングフィルムを貼ることもできます。
内蔵されたLEDインテリア照明は、高い操作性と有機的なデザインを実現するために特別に設計されました。
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日本国内にもリーフの霊柩車は存在します。
東北と西日本で斎場「典礼会館」を展開する株式会社日本セレモニーは、全長6480mm×全幅1790mm×全高1530mm、ホイールベース4700mmという超ロング仕様のEV霊柩車を導入。
同社では、環境配慮の一環としてハイブリッド車(プリウス)の霊柩車などをいち早く導入していましたが、より環境にやさしい電気自動車を取り入れることにしたといいます。
クルマの電動化が急速に進んでいますが、今後は霊柩車も環境に優しいEVが増えていくのかもしれません。
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