丸目4灯トヨタ「ハイエース」爆誕!? 超レトロで面影ナシ! プロもびっくりな仕様とは

プロユースから趣味、車中泊まで多彩なニーズに対応するトヨタ「ハイエース」。今回、レトロ調なハイエースカスタム「ヴァナス」が発売されました。どのような仕様なのでしょうか。

ハイエースがめちゃレトロ調なバンに大変身!

 トヨタ「ハイエース」は、さまざまな仕事のプロが愛用する商用バンですが、近年のアウトドア&キャンプに対する需要が高まったことや、近年世界的に流行しつつある車中泊スタイル「バンライフ」などの影響もあり、ハイエースベースのキャンピングカーも多く販売されています。

新たに登場した南アフリカ風の「VANACE-Type2:丸目4灯」
新たに登場した南アフリカ風の「VANACE-Type2:丸目4灯」

 アウトドアだけでなく釣りやサーフィンなど趣味に特化した仕様も展開されるなど、仕事から遊びまで多方面で活躍しています。

 また、かつてのスポーツカーのようにカスタムを楽しむクルマとしてもハイエースは重宝されており、カスタム市場でも人気の1台ですが、見た目がレトロなカスタム仕様が発売されました。

 今回、登場したレトロ調のカスタムは、フォルクスワーゲンが1979年に発売したトランスポーター「T3(Transporter 3)」、通称「VANAGON(ヴァナゴン)」のフロントフェイスをハイエースのフェイスに取り付けた「VANACE(ヴァナス)」というモデルです。

 このヴァナスは、現代の新車の似通ったデザインとは違い、バンライフ好きの憧れである角ばったフェイスが特徴的なヴァナゴンのアナログデザインのフロントフェイスをそのままに、質実剛健な車両として世界各国で信頼を得ているハイエースの性能を併せ持ち併せたモデルだといいます。

 ヴァナスのエクステリアパーツは、欧州風の「VANACE-Type1:丸目2灯」、南アフリカ風の「VANACE-Type2:丸目4灯」、北米風の「VANACE-Type3:角目2灯」の3種類を設定。そのほか、フロントオーバーバンパーが用意されます。

 インテリアでは、オリジナルのハンドルやシート(チェック柄)、荷台には、無垢のウッド仕様やクォーターガラス内側に有孔ボード設置するなどのカスタムも可能です。

 ヴァナスの制作に関して、発売元のDDBオートモーティブは次のように説明しています。

 「ハイエースのフロントフェイスを取り外した状態とヴァナゴンのフロントフェイスを3Dスキャンし、ハイエースのフロント部分の規格にあうようにヴァナゴンフェイスのサイズや取り付け箇所の形状などをデータ上で微調整しています。

 3Dプリンターを使いABS樹脂でデータから成形したヴァナゴンフェイスを、今度はフロントに取り付け細部の仕様を最終チェックし、調整と確認の繰り返しを経て寸分の狂いもない見事な状態で仕上げました。

 なお車名は、一般的に商用車と呼ばれるクルマの『VAN(バン)』と『HIACE(ハイエース)』の名称の一部を繋げて『VAN-ACE』から『VANACE(ヴァナス)』と命名しました」

※ ※ ※

 なお、ヴァナスにラインナップされるフロントフェイスは、3種類のヘッドライトを装着するために、専用パーツとしてグリル、バンパー、ボンネット、フェンダーを設定しています。

 こだわりのレトロなハイエースことヴァナスは、コンプリート車両での販売や車両持込みでも販売しています。

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