1億4000万円!! 「SLS AMG」のEVモデルは9台しかデリバリーされなかった
ガルウイングで一斉を風靡したメルセデス・ベンツ「SLS AMG」に、EVモデルが存在した。たった9台のみがデリバリーされた「SLS AMG E-CELL」とは、どのようなクルマだったのだろうか。
現在のEQシリーズへと繋がるSLS AMGのEVモデル
AMGの完全自社開発による「SLS AMG」が発表されたのは、2009年のフランクフルト・ショーでのことだった。
往年の「300SL」の如きガルウイングドアを採用したこのスーパースポーツは、ある意味では300SLへのオマージュだったのかもしれないが、実際その中身は、当時の最先端技術を駆使した世界でもっとも先進的なスーパースポーツであったともいえる。
●2013 メルセデス・ベンツ「SLS AMG E-CELL」
蛍光イエローのボディカラーは、メルセデス・ベンツ「SLS AMG E-CELL」のイメージカラーだ(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
搭載されたエンジンは、ドライサンプ化された6.2リッターV型8気筒自然吸気で、最高出力は571ps。このエンジンで乾燥重量1620kgの車体を、わずか3.8秒で0−100km/h加速し、最終的には317km/hの最高速に到達させようというのだ。
さらにSLS AMGのプレスコンファレンスでは、魅力的な未来への提案が宣言された。
2009年といえば、まだEVはおろか、HV、PHEVにも多くのプロダクトは存在せず、またそれらの多くが環境や経済性といったエコロジーを象徴する言葉であった。
だがメルセデスAMGは、この段階で将来SLS SMGに4モーター方式のEVを追加設定するという、きわめて戦略的なプランを掲げてみせたのだ。
発売は当時の発表によれば2013年となっている。このエレクトリック・モーターで駆動力を得るAWDのスーパースポーツの最高出力は533ps相当とされた。
このスーパースポーツは「SLS AMG E-CELL」とネーミングされ、開発に約4年という期間を要した。
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