オートライト義務化から1年、「救われた…」ドライバーも 推奨ハイビーム走行車も増えた?
まだ目に見える効果はないが、救われたドライバーも
しかし、あるドライバーは、オートライトによって事故を防ぐことができたと話します。神奈川県の山間部に住む男性会社員は次のように話します。

「夜間は無いですが、夕暮れ時はライトをつけ忘れることが多く、何度もヒヤリとした経験があります。しかし、2020年の夏にオートライト機能が搭載されたクルマに乗り換え、夕方でも点灯忘れは減りました。
先日は、カーブで無灯火のクルマと接触しそうになりましたが、こちらがライトを点灯していたためか、直前で回避することができました。おそらくどちらも無灯火だったら衝突していたと思います」
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警察庁の交通事故統計によると、2020年の交通事故発生件数は30万9000件、死者数は2839人でした。
これは、警察庁が1948年に統計を開始して以降、最少の交通事故死者数で、初めて3000人を下回った結果となりました。
しかし、これは新型コロナウイルスによる外出自粛の影響が大きいとされ、オートライト義務化による効果はわかりません。
前出の警察官が話すとおり、実際に事故を減らすという点では、オートライトはまだまだ発展途中のようです。
しかし、前出の男性会社員をはじめ、SNS上では「オートライトがあって助かった」「トンネルではとても便利」という声はちらほらと出ており、実際にその安全性を実感しているユーザーは出てきているようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。












