トヨタ高級SUVが売れる理由は何? デザイン・価格が理由? 「ハリアー」爆発的人気の裏側
ハリアー人気をさらに押し上げるのが「RAV4」の存在?
乗用車をベースにした、いわゆる「クロスオーバーSUV」として1994年に登場した初代RAV4は、SUVらしいルックスと乗用車の乗り心地を両立させた新しいカテゴリーのクルマとして、その後のSUVブームの火付け役となったモデルです。
しかし、日本国内では2016年に販売を終了するなど、一度はその役目を終了したモデルです。
しかし、その後もRAV4は北米向けの基幹車種として商品力を磨き続け、2019年に国内市場に復帰して以来、順調に販売台数を伸ばしています。
一方のハリアーも、1997年に登場した初代から一貫して「都市型SUV」という性格をアピールし、そのジャンルをリードしてきました。
しかし、多くのモデルをラインナップするトヨタのなかで、当時は「クルーガー」や「ハイラックスサーフ」といったSUVや、2005年に国内導入されたレクサスのSUVなどと競合する部分も多く、ユーザーにとっても選択しづらい状況がありました。
そうした背景もあり、2009年にレクサス「RX」の日本導入にともなって、販売終了の危機もあったハリアーですが、その後、販売店からの熱烈な要望をうけて日本市場専用車として3代目ハリアーが登場したという経緯があります。
そして、現在のハリアーとRAV4は共にGA-Kプラットフォームを用いた兄弟車といえる存在です。
しかし、プラットフォームを共通化しているとはいえ、デザインやキャラクターでは、ターゲットユーザーを明確に分けています。
現在のハリアーとRAV4の関係性について、前出とは別の販売店関係者は話します。
「2019年に登場した現行のRAV4は、アウトドア志向を強めた本格派のSUVという性格がはっきりと打ち出されたことで、高級感のある都市型SUVとしてのハリアーの性格がより強調されたと感じます。
販売店としても、キャンプやレジャーなどのアクティブな趣味をお持ちの人にはRAV4を、休日も仕事などでゴルフに行かれるような人には、ハリアーをおすすめする、といったように的確なセールスがしやすくなったように思います」
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2020年度は新型コロナウイルスの影響もあり、市場全体の新車販売台数はマイナスとなりましたが、そのなかでもハリアーはさまざまな要素によって「バカ売れ」が続いているといっても過言ではないようです。
重箱の隅をつつくようで恐縮ですが、2ページ目RAX4となっていますが、、RAV4の誤植ではないでしょうか。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。
単純に現代のモテ車だからだろ
ハリアー乗ってりゃモテると思ってる二十代多いわ