「レベル3」以外もスゴい! 怒涛の382馬力 ホンダ「レジェンド」は実は怪物セダンだった?

ホンダが世界初の自動運転レベル3の市販化に成功した「レジェンド」の5代目モデルは、どんな高級セダンなのでしょうか。

システム最高出力382馬力を発揮する高性能高級セダン

 ホンダは2021年3月5日に「ホンダセンシングエリート」を搭載した「レジェンド」を発売しました。世界初となるレベル3の自動運転に対応した市販車として大いに話題となりました。

 そんなレジェンドですが、現行モデルは2014年11月に発表した5代目となっており(発売は2015年2月20日)、登場から6年以上が経過しています。これまでどのような進化を遂げてきているのでしょうか。

ホンダ5代目「レジェンド」(写真は2018年マイナーチェンジモデル)
ホンダ5代目「レジェンド」(写真は2018年マイナーチェンジモデル)

 5代目となるレジェンドは、後にホンダ2代目「NSX」にも搭載される3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載。

 高出力と優れたハンドリング、さらにJC08モード燃費16.8km/L(2014年登場時)という環境性能を併せ持った高級セダンとして登場しました。

 3.5リッターV型6気筒エンジンに3基の高出力モーターを組み合わせたパワーユニットが搭載され、システム最高出力は382馬力を発揮します。

 システムはフロントにエンジンと1基のモーター、リアに左右の後輪を別々に駆動できる2基のモーターを搭載するという構成。左右後輪の駆動力を自在に制御することで、高い操縦安定性を誇ります。

 さらに、いまではさまざまなホンダ車に搭載される予防安全運転システム「ホンダセンシング」の搭載が初めて発表されたのが「レジェンド」でした(発売は2015年1月発売の「オデッセイ」が先行)。

 その後5代目レジェンドは2018年2月にマイナーチェンジを受け、フロントフェイスを一新。

 ヘッドライトやテールランプも含めたデザイン変更で、ロー&ワイドな印象がより際立つ外観としたほか、トランク容量の拡大、SPORT HYBRID SH-AWDの制御の熟成、ホンダ車として初となるトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)の搭載などがおこなわれています。

 その後2020年11月にホンダは、高速道路渋滞時など一定の条件下でレベル3の自動運転が可能となるトラフィックジャムパイロット(ホンダセンシングエリートの機能のひとつ)を搭載した新タイプのレジェンドが型式認定を取得したことを好評。2021年3月の発売へと繋がりました。

 それではここでクイズです。

 前述のとおり2014年11月に発表された5代目レジェンドですが、4代目モデルから一時歴史が途絶えていました。4代目モデルの終了から5代目モデルの発表まで、何年何か月ぶりの復活だったでしょうか。

【1】2年4か月

【2】3年6か月

【3】4年7か月

【4】5年8か月

※ ※ ※

 正解は【1】の「2年4か月」です。

 2014年10月に発売された4代目レジェンドは、3.5リッターV型6気筒エンジンに四輪制御システム「SH-4WD」を組み合わせた高性能高級セダンです。

 エンジンの最高出力は300馬力を発揮し、日本の乗用車にかつて存在した280馬力自主規制を超えるスペックで登場したことが、話題となりました。

 その後、2012年7月に販売を終了しており、1985年10月発表の初代モデルから20年以上にわたる歴史に一度幕を下ろしていました。

※クイズの出典元:カーデイズ

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