消える間際がカッコイイ? 意外とイケてたファイナルモデル3選

長い歴史がありながらも消えたマツダ車とは?

●マツダ9代目「ファミリア」

40年以上もの歴史で最後のモデルとなった9代目「ファミリア」
40年以上もの歴史で最後のモデルとなった9代目「ファミリア」

 日本でマイカーが普及するよりも前の1963年に、マツダ初代「ファミリア」が誕生しました。ファミリアはそのネーミングからもわかるとおり大衆車として開発され、サニーや「カローラ」よりも先にデビューしていました。

 その後、ファミリアにはロータリーエンジンが搭載されるなど高性能化されましたが、排出ガス規制の影響からパワーダウンを余儀なくされ、次第に存在感も薄れてしまいます。

 しかし、1980年には初のFFモデルである5代目が登場すると、若者を中心に大ヒットを記録し、ファミリアはマツダの主力車種としてのポジションが確立されました。

 その後も代を重ね、1998年には9代目が登場。ボディタイプは4ドアセダンと5ドアステーションワゴンが設定されました。

 なかでもステーションワゴンはスポーティさが強調され、1999年には最高出力170馬力の2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載した「スポルト20」が登場。

 このエンジンは後にセダンにも搭載され、2001年に100台限定でホットモデルの「マツダスピード ファミリア」が発売されました。

 マツダスピード ファミリアは1.5リッターセダンをベースに、ワゴン用の2リッター直列4気筒エンジンに換装。エンジン内部に手が加えられ、ハイコンプピストン、専用のカムシャフト、軽量フライホイール、吸排気ポート加工、ステンレス製エキゾーストマニホールドの採用などにより、最高出力は175馬力を発揮し、トランスミッションは5速MTのみと硬派な仕様でした。

 しかし、ファミリアの人気は一時ほどの勢いはなく、2004年に9代目をもって生産を終了。実質的な後継車は「アクセラ」で、現在の「マツダ3」です。

※ ※ ※

 近年はSUVのラインナップが増える一方、セダンやスポーツカーの減少が続いています。

 直近ではホンダ「S660」が生産を終えると発表されると最後の特需があり、すでに生産計画分は完売してしまいました。

 S660は生産終了が正式にアナウンスされましたが、なかにはひっそりと消えてしまうモデルもあり、思い入れのあるオーナーにとっては寂しいところではないでしょうか。

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2件のコメント

  1. 花火か桜かw

  2. もしかしてマーチも・・・

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