高速道路の「照明の有無」何で決まる? 交通量だけではない整備の決め手とは
低位置照明はなぜ採用された?
低位置照明のメリットとしては、道路上に照明を設置しないため、照明の落下やポールの倒壊リスクがないこと、交換や点検時に高所作業車がいらないこと(基本的に通行規制が不要)が挙げられるそうです。
また、路外に漏れる光を減らせるため、農作物や住宅地などへの光害を抑制できます。ポールがないすっきりした道路となるため、景観の向上にもつながります。
ただし従来のポール型に比べると、まぶしさや光の向きを調整する設計の難度が高く、導入コストも比較的高いといったデメリットもあります。
前出のNEXCO東日本の広報担当者によると、低位置照明は、橋など道路構造の都合や沿道環境を考慮して採用されるとのこと。「光害など周囲環境への配慮が普及の増えている背景として大きいのではないか」と話しています。
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一般道に比べるとどうしても単調に感じがちな高速道路でも、道路の構造や交通量、沿道の状況に応じて、照明の整備方法がこまめに選択されています。とくに夜走る際、照明に注目してみるのもいいかもしれません。
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