最高速度335キロ! ベントレー「コンチネンタルGTスピード」にコンバーチブルが登場
ベントレー「コンチネンタルGTコンバーチブル」に高性能モデルの「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」が誕生した。日本でのデリバリーは2021年秋以降となる予定だ。
世界一優雅で獰猛なコンバーチブルが誕生
ベントレーモーターズは、オープントップ最高峰のグランドツアラーとなる新型「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」を発表した。このスピードモデルは、パワーとドライバー重視の設定が最高レベルにまで引き上げられた「コンチネンタルGTコンバーチブル」の高性能版モデルである。
日本ではすでに受注を開始し、デリバリーは2021年秋以降を予定している。車両価格(消費税込)は3730万円だ。
ベントレーモーターズのセールス&マーケティング担当、クリス・クラフト取締役は次のようにコメントした。
「コンチネンタルGTコンバーチブルの性能を最高レベルにまで引き上げたドライバー重視のモデルが、新型GTスピード コンバーチブルです。オールシーズン楽しめるグランドツアラーとしての高い洗練性に加え、驚異的なパフォーマンスとダイナミズムを堪能できます。
もちろん、インテリアは隅々まで手作業で造り込まれます。コンチネンタルGTスピード コンバーチブルは、ベントレーが持てるすべてを注ぎ込んだ、世界一スタイリッシュでエレガントなオープンカーです」
それでは、コンバーチブルグランドツアラーのベンチマークであるベントレー「コンチネンタルGTコンバーチブル」の高性能モデルの詳細を見ていこう。
●エフォートレスなパフォーマンス
新型コンチネンタルGTスピード コンバーチブルは、W12 TSIエンジンの改良版を搭載し、最高出力は24ps向上した659ps、最大トルクは900Nmを発揮し、0−100km/h加速3.7秒、最高速335km/hという性能を誇る。
この6リッターエンジンは世界最先端の12気筒エンジンであり、英国クルーでハンドビルドされている。エンジンとトランスミッションは、このクルマのパワーを活かすべく入念に調整がおこなわれた。
その特性がもっとも顕著に現れる「スポーツ」モードでは、シフトアップのタイミングを遅らせ、シフトダウンを早めることにより、W12ツインターボチャージャーがパワーバンドに長く留まるようチューニングされている。その結果、ドライバーの操作に対しクルマがより機敏に反応する。
「スポーツ」モードでは、GTスピードのクーペモデルと同じく、8速デュアルクラッチトランスミッションが通常の2倍の速さで変速。また、始動時とシフトダウン時のエキゾースト特性も強化されているので、サウンドに酔いしれるなら「スポーツ」モードがおすすめだ。
●高度なシャシ技術を採用
最先端のシャシ技術によって制御性と正確性が格段に向上した第3世代のGTスピードコンバーチブルは、クルマとの一体感がさらに高められた。
あらゆるドライバーが満足できるように「ベントレー」モードと「コンフォート」モードでは前後ホイールのグリップバランスを調整し、「スポーツ」モードでは、どのような走行シーンでもトルクがリア寄りに配分されるようにキャリブレーションが見直されている。そのお陰で、アクセルオン操作でコーナリングラインをより確実にトレースすることが可能となった。
ベントレーの3チャンバー・アクティブ・エアサスペンションとアダプティブダンパー、そしてベントレーが「ベンテイガ」や第3世代のコンチネンタルGTにいち早く採用した48Vのアクティブアンチロール制御システム「ベントレーダイナミックライド」は、シャシ技術の要であり、互いに連携して妥協なきボディコントロールと乗り心地を実現した。
ベントレーダイナミックライドは、各アンチロールバー内に搭載されたパワフルな電気モーターによって車体のロールを抑制する。もっとも硬い設定にすると、各モーターが0.3秒で1300Nmを発揮してコーナリングフォースを抑え、ボディを水平に保つという仕組みだ。
さらにGTスピード コンバーチブルには、オプションでカーボンセラミックブレーキが導入される。高性能素材であるカーボンセラミックは耐フェード性に優れ、高速ブレーキ時も強力な制動力を発揮。
また、アクティブAWDも搭載されており、すべてのドライブモードでトラクション制御とトルク配分が見直されており、乗り比べればスタンダードモデルのコンチネンタルGTコンバーチブルとは明らかに異なるキャラクターに仕上っているのが分かるだろう。
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