1000万円超は絶滅しちゃう? 高額かつ高性能なMT車3選

少量生産のスポーツカーでもATが主流?

●モーガン「プラス フォー」

クラシカルな外観を受け継ぎながら中身は最新の「プラス フォー」
クラシカルな外観を受け継ぎながら中身は最新の「プラス フォー」

 イギリスには古くからバックヤードビルダー(裏庭でクルマを製造)と呼ばれる小規模なメーカーが数多く存在しましたが、その最高峰として知られるのが「モーガン」です。

 創立から100年以上の歴史があるスポーツカーメーカーのモーガンは、いまもほとんどの工程を手作りで製造しており、伝統的にシャシの一部が木で作られるなど少量生産主義を貫いています。

 また、外観デザインも第二次大戦以前に誕生したスポーツカーのイメージを変えていませんが、エンジンなどのメカニズムは近代化しており、最新の技術を導入して環境対応をおこなっています。

 現在、日本で販売(オーダー受付中)されているモデルは、直列6気筒エンジンを搭載した「プラス シックス」(Plus Six)と、直列4気筒エンジンを搭載した「プラス フォー」(Plus Four)のみで、後者にだけ6速MTを設定。

 プラス フォーのパワートレインはBMW製で、エンジンは最高出力258馬力を誇る2リッター直列4気筒ターボを搭載し、トランスミッションは6速MTと8速ATから選べます。ちなみにプラス シックスは8速ATのみです。

 ボディサイズは全長3830mm×全幅1650mm×全高1250mmと非常にコンパクトなオープン2シーターで、アルミ素材を接着剤で接合したバスタブ型シャシのキャビンまわりには木材が使われています。

 プラス フォーの価格は1155万円(6速MT車)からで、多彩なオプションが設定されており、現在、オーダーから納車までは10か月から1年ほどかかります。

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 国産メーカーの現行モデルで高額なMT車というと、すでに完売していますがホンダ「シビック タイプR Limited Edition」が550万円、トヨタ「GRヤリス RZ“High performance”」が456万円、日産「フェアレディZ NISMO」が640万9700円となっており、今回紹介したモデルと比べるとリーズナブルといえます。

 パフォーマンスをフルに発揮するにはDCTや多段ATに分があるのは確かですから、今後も高額かつ高性能なモデルにおいてはMTの減少に歯止めはかからないでしょう。

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1件のコメント

  1. BMWのバカでかいキドニーグリルは下品なだけ
    ナンバープレートの位置もおかしい
    こんなデザインはやめてほしい

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