2021年はスバルの新型車が続々登場!? BRZやアウトバックにWRX! 新型EVの行方は?
スポーツセダンWRXやトヨタと共同開発のEVは?
「WRX」は、2019年12月にSTIがひと足先に生産終了となりました。
これは、搭載されるEJ20型の2リッター水平対向4気筒ターボエンジンが生産を終えるためで、2リッターターボでもFA20型という別のエンジンを搭載するWRX S4は、前述のように2021年1月まで生産されていました。
そして、新型モデルとして2021年に登場する予定とされているのはWRX S4で、新たに2.4リッター水平対向ターボエンジンを搭載すると予想されます。
排気量こそアップしていますが、北米で販売される3列シートSUV「アセント」などにも搭載される2.4リッターターボエンジンは、動力性能と燃費性能を両立したダウンサイジングターボとして位置づけられており、スポーツセダンとしてハイパフォーマンスな走りが要求されるWRX S4に相応しいエンジンだといえるでしょう。
デザインは、新型レヴォーグのようなシャープな塊感を表現した「BOLDER」を取り入れるであろうことは、過去に公開されたコンセプトカー「ヴィジヴ パフォーマンスコンセプト」からも明らかです。
新型WRXに期待するユーザーの意見として、「一番乗りたいクルマ」「性能が良さそう」「速くて格好いいと思う」などがあり、パフォーマンスを重視する人に注目されています。
また、気になるWRX STIの登場はWRX S4よりも後になるようです。
WRX S4のトランスミッションはリニアトロニックCVTですが、WRX STIは6速MTを搭載する予定。
しかし、2021年11月以降に新車で販売されるクルマには衝突被害軽減ブレーキ(通称:自動ブレーキ)の装着が義務となりますが、スバルのアイサイトは電子パーキングブレーキ付きのCVTにしか対応していません。
そのため、新型WRX STIのMTに対応可能な自動ブレーキが必須となり、現在開発が進められているといわれています。
もし自動ブレーキに対応するMTが開発されれば、新型BRZの6速MTにも搭載されるものと思われ、さらには、MT車が廃止された「インプレッサ」やフォレスターのMT仕様が復活する可能性もあるのではないでしょうか。
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スバルの新型車は、モーターショーなどでコンセプトカーが出展され、その後市販化に至るケースが多く占めています。
いまだにコンセプトカーしか出展されていないモデルがあり、それがジュネーブモーターショー2019や東京モーターショー2019に登場した、クーペSUVの「ヴィジヴ アドレナリンコンセプト」です。
加えて、トヨタとスバルは共同でSUVタイプの新型EVを開発中としており、トヨタは2021年4月21日に一般公開される上海モーターショー2021(中国)にコンセプトカーを出展することを明らかにしました。
スバルのSUVタイプの新型EVのお披露目は、中国ではなく北米のモーターショーや東京モーターショー2021になることが予想されますが、アドレナリンコンセプトが同社初のEVモデルとして登場する可能性があるかもしれません。
いずれにしても例年より多くの新型車が登場予定のスバルでは、フルモデルチェンジ以外にもマイナーチェンジや一部改良も実施されることになっており、2021年はスバルが注目されることは間違いないでしょう。
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