ホンダ最速はどっち? 「軽スポーツ」VS「FF最速車」、50m加速勝負がスゴイ!
ホンダが誇るスポーツモデル「シビックタイプR」。そして、軽スポーツの「N-ONE RS」が50m加速をガチンコで勝負しました。果たしてその結果はどうなったのでしょうか。
N-ONE RSとシビックタイプRがガチンコ勝負!?
世の中のスポーツモデルにおいて、その性能差をはかる際に最高速度や0-100km加速の秒数などで比べられます。
基本的に「軽さ」が重要視されますが、50mという短い距離において、ホンダの軽自動車「N-ONE RS」とスポーツカー「シビックタイプR」では、どちらが速いのでしょうか。
今回の企画は、ホンダの公式YouTube上で実施されたもので、レーシングドライバーの山本尚貴選手と伊沢拓也選手がそれぞれN-ONE RSとシビックタイプRに乗り、50m加速を競いました。
2020年11月に2代目となったN-ONEは、異なる3グレード「Original/Premium/RS」を設定。
パワートレインは、660ccの自然吸気(最高出力58馬力)とターボ(最高出力64馬力)が用意され、トランスミッションはCVTだけでなく、RSには6速MTを設定。なお、ターボエンジンと6速MTの組み合わせはFFの軽自動車では初だといいます。
一方のシビックタイプRは、2020年10月にマイナーチェンジを実施。前後バンパーをよりスポーティさを際立たせたデザインに変更しています。
性能面では、エンジンの冷却性能を向上させるなどサーキット走行性能をさらに追求。
なお、シビックタイプRのパワートレインは、最高出力320馬力を誇る専用の2リッターターボエンジンを搭載し、駆動方式はFFです。
今回の50m加速では、最初にハンデとしてN-ONE RSが通常の1速で発進。シビックタイプRが2速で発進する条件でおこなわれ、その結果はN-ONE RSが5秒11、シビックタイプRが5秒20という結果となりました。
実際の発進加速では、N-ONE RSが軽さを武器に車体1台分くらいの差を付けています。なお、それぞれの車両重量は、N-ONE RS(6速MT)が840kg、シビックタイプRは1390kgと500kgの差があります。
次に、同じ1速で発進したところ、発進時はほぼ同時に動き出し、2速にシフトチェンジするタイミング(25mくらい)でN-ONE RSが変速ショックの反動を受け、その隙にシビックタイプRがボンネットひとつ分の差で勝利しました。
50m加速のタイムは、N-ONE RSが4秒82、シビックタイプRが4秒73という結果です。
シビックタイプRに乗っていた伊沢拓也選手は「街中で使う領域で考えれば、N-ONE RSの軽さはいろいろな人が体感出来ると思う」とコメントしています。
※ ※ ※
ホンダの軽スポーツでは、2022年3月をもって「S660」の生産終了が発表されていますが、手軽なスポーツモデルという部分ではN-ONE RSが継承しているといえそうです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。