まさにアダルトなスポーツカー? 派手すぎない高性能車3選
派手ではあるけどシンプルな印象のスポーツカーとは
●ホンダ「インテグラ タイプR ローウイングタイプリアスポイラー」
ホンダは1995年にはタイプRシリーズ第2弾として、FFスポーツモデルの「インテグラ タイプR」を発売。
サーキット走行を視野に入れて開発され、エンジン、サスペンション、シャシ、ブレーキと各部がチューニングされると同時に、大幅な軽量化がおこなわれたストイックなモデルとして、若者を中心に人気を博しました。
外観で最大の特徴はリアに装着された大型スポイラーで、見た目にもスポーティなモデルということを主張。
そして、2001年には2代目インテグラ タイプRが登場しました。220馬力を誇る2リッター直列4気筒DOHC自然吸気エンジンを搭載し、レカロ製シート、MOMO製ステアリングホイール、アルミ製シフトノブ、ブレンボ製フロントブレーキキャリパーなどを備え、当時は「世界最速のFF車」と呼ばれたほどです。
また、初代と同様に外観では大型リアスポイラーや各種エアロパーツが装着され、かなり派手な印象となっていました。
一方で、この派手な外観を好まないユーザーのリクエストから、2004年のマイナーチェンジの際に「ローウイングタイプリアスポイラー」を装着した仕様を追加ラインナップ。
そもそもウェッジシェイプのボディは見るからに速そうなスポーツカーという印象ですが、小ぶりなリアスポイラーによって「インテグラ タイプS」のフォルムに近く、一見するとタイプRには見えないという「ハズシ」が効いていました。
販売台数はかなり少なく、現在の中古車市場でもわずかな台数しか流通していません。また、なかには後から大型のリアスポイラーに変更された個体もあるため、輪をかけて少なくなっているといいます。
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現行モデルで最強のFF車といえばホンダ5代目「シビック タイプR」ですが、欧州仕様では小ぶりなリアスポイラーが装着された「シビック タイプRスポーツライン」が設定されました。とはいえ、外観はかなり派手です。
また、1992年に発売された日産「スカイライン オーテックバージョン」は、R32型4ドアセダンをベースに自然吸気の「RB26DE型」エンジンを搭載した高性能モデルですが、派手なエアロパーツは装着されておらず、かなり「通」な仕様となっていました。
最近の高性能車は派手なモデルが多い印象ですが、やはり見た目でわかりやすい方が好まれているのではないでしょうか。
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