「甘っ」はちみつ、チョコ… 甘すぎる色の名前のクルマとは? 美味しそうなボディカラー5選
クルマのボディカラーのなかには、果物やスイーツなど甘い食べ物から名付けられたボディカラーが存在します。いったいどんな色があるのでしょうか。国産車のなかから、5色ピックアップして紹介します。
まるで抹茶アイス? な色のクルマとは
クルマのボディカラーには、「ダークブルー」や「ホワイトメタリック」のようにシンプルな名前のものもありますが、一方でその色のイメージがより印象付けられる凝った名前のカラーも存在します。
なかには果物やスイーツなど、甘い食べ物から名付けられたボディカラーも存在。いったい、どんな色があるのでしょうか。国産車のなかから、5色ピックアップして紹介します。
●ホンダ「マッチャクレム」
「ライフ」は、日本では2014年まで販売されたホンダの軽自動車として知られています。
2003年に発売された4代目ライフでは異分野で活躍する複数のクリエーター(グラフィックデザイナー、インテリアプロダクトデザイナー、ファッションデザイナー、パッケージデザイナー、空間デザイナー)が参画し、色づくりをおこなう取り組みが実施されました。
この取り組みから生まれたのが、3色の「コンピレーションカラー」です。
抹茶アイスのような色合いの「マッチャクレム」のほか、「バニラクレム」や「カラメルクレム」が生み出され、アイスクリームのフレーバーを思わせる個性的なカラーとして登場。
その後、コンピレーションカラーは、ホンダ初代「フィット」にも採用されています。
●マツダ「ハニーイエロー」
マツダのコンパクトカー「マツダ2」は、2019年7月に国内名「デミオ」からグローバル名でもある現在のマツダ2へ改名された経緯を持つ、比較的珍しいクルマです。
デミオの歴史としても、モデルチェンジを経るごとにコンセプトが変わることが多く、なかでも2代目は空間効率を重視したデザインに加え、開放感溢れるキャンバストップ仕様を設定(「Cozy」仕様にメーカーオプション)するという特徴を持つモデルでした。
そんな2代目デミオに新色として設定されたのが、「ハニーイエロー」です。
前出のCozy仕様でしか選べないボディカラーとして設定された、周囲の雰囲気を明るくするポップなボディカラーでした。
マツダはCozy仕様設定の狙いとして、女性をはじめ、より快適なライフスタイルを好む人々を主なターゲットとしたと説明しています。
●日産「ビターショコラ」
日産が2019年に生産を終了した「キューブ」の2代目モデルと3代目モデルは、“自分の部屋”のような感覚を提供するコンパクトカーとして登場しました。
ベンチシートタイプのフロントシートはシートの厚みがたっぷりととられ、リビングのソファのような座り心地を演出。
さらにリアのデザインを左右非対称とするなど、ほかのハイトワゴンとはひと味違う世界観が表現されました。
そんななか、イギリスのデザイングループであるコンラン&パートナーズとのコラボレーションで2006年に発売された特別仕様車、「キューブ プラスコンラン」に設定された新色が「ビターショコラ」です。
その名のとおりチョコを思わせる深いブラウンで、レッドの本革製シートとあわせてキューブのシックな雰囲気を際立たせました。
なお「マーチ」や「ラフェスタ」にもプラスコンラン仕様が設定され、ビターショコラが選べたほか、同名のボディカラーは3代目キューブや初代「リーフ」にも採用されています。
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