子どもが車内で発炎筒誤使用 車の全焼事故を受け国交省が異例の注意喚起

国土交通省は、発炎筒の誤使用でクルマが全焼した事故が福岡県であったことを受けて注意喚起をしています。火災事故を防止するためにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。

いわゆる“LED発炎筒”も火災防止に有効

 国土交通省は、クルマの発炎筒の誤使用による事故があったことを受け、今後の事故・負傷防止を目的に業界団体を通じて注意喚起をおこなうことを2021年2月17日に発表しました。注意啓発用チラシを作成し、注意を呼びかけています。

クルマに装備される発炎筒(画像はイメージ)
クルマに装備される発炎筒(画像はイメージ)

 今回の取り組みは、2021年1月に福岡県のドラッグストアの駐車場で起きた、クルマが燃える火事を受けておこなわれるものです。

 報道によると、車内に残された子どもが助手席にあった発炎筒をさわっているうちに着火したとみられ、けが人はいなかったもののクルマは全焼したといいます。

 こうした事故を受け、国土交通省は発炎筒の使用にあたっては「お子さまには、絶対にさわらせないでください」「燃料などの可燃物の近くで使用しないでください」「点火は必ず車外で行ってください。また、使用中は、顔や身体に近づけないでください」「トンネル等の煙がこもる様な場所で使用しないでください」という4点について注意喚起するチラシを製作しています。

 そのうえで、国土交通省の担当者は「子どもを車内に残した状態でクルマから離れてしまうと、発炎筒などに勝手に触ってしまい事故へつながる恐れがあります。十分ご注意いただきたいです」と話し、注意を呼びかけています。

 なお、国土交通省は火災対策の一環として「火気を使用しないLEDを用いた非常信号用具も発炎筒の代わりに使用することが可能」とアナウンスしています。

【画像】知ってる? 発炎筒の使い方 正しい着火方法を画像で見る(10枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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