どう運転すればいい? トヨタが凍結道路の安全な運転方法をアドバイス

寒い日が続き、道路が雪や氷などの影響を受ける冬は、道路の危険性を高めます。そこでトヨタは、寒い冬の日に安全にクルマを運転するためのヒントを呼びかけています。

雪と氷で凍結した道路を運転するヒント

 冬の寒い日に、道路が凍結していても世の中の全員がトヨタ「ランドクルーザー」に乗れるわけではありません。そこでトヨタは、雪、氷、その他の困難な状況でも、安全を確保することができる運転のヒントをアドバイスしています。

冬の厳しい道路状況のイメージ
冬の厳しい道路状況のイメージ

 まず、クルマに雪や氷の制御設定がある場合は、それを使用します。これにより、駆動輪へのトルクが減少し、ホイールスピンの可能性が減少します。

 マニュアル車では、クラッチを軽く繋いで駆動輪への動力をスムーズに供給し、横滑りの可能性を減らしましょう。

 アクセルは優しく操作してください。前輪駆動車は、滑りやすい路面で加速をしすぎるとアンダーステアとなり、通常のグリップ力では曲がらなくなります。

 後輪駆動車は、加速しすぎるとオーバーステアになってしまい、リアがステアリング入力を倍増させてスライドアウトしてしまいます。

 緩やかな加速でグリップが失われてスリップした場合は、アクセルから足を離してスリップした方向にハンドルを切ります。

 一方で、穏やかなブレーキングでグリップが失われた場合は、進みたい方向にステアリングを切り続けてください。アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)がそのコースを維持しようと、制動力を強めます。

 ABSは、ブレーキとステアリング操作の両方を同時におこなえるように設計されています。

 効果的に機能させるためには、システムが路面のグリップを感知する必要があるため、凍結などの滑りやすい状態では、速度を落とし、ゆっくりとブレーキをかけ、行きたいポイントに目を向けることが必要です。

 現代の自動車技術は常に向上しています。たとえば、「RAV4」ハイブリッド仕様の電気AWD-iシステムは、再設計のより強化され、滑りやすい路面での安全なハンドリングを実現しています。

 また、新しい自動リミテッド・スリップ・ディファレンシャル・コントロール トレイル・モードが搭載され、低グリップ路面でのグリップ力とコントロール性を最大限保証します。

 Toyota Safety Senseなどの衝突軽減システムを使用している場合は、クルマのレーダーセンサーや前方カメラに雪や氷が積もらないようにしましょう。雪や氷が積もることにより、クルマの「視界」が悪くなり、正しく機能しなくなる可能性があります。

 周囲の気温が7度以下の時には、グリップ力と安定性を飛躍的に向上させる寒冷地用タイヤの装着を検討してください。

 上記のアドバイスは、冬用タイヤが装着されているかどうかに関わらず有効です。

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