北米日産 新型「キックス」発売開始! ガソリン車のみ設定でスタイリッシュSUVに刷新
北米日産は2021年2月5日にコンパクトSUVの新型「キックス(2021年モデル)」を発売しました。
北米で販売された新型キックス。日本仕様との違いは?
日産の北米法人は、2021年2月5日にコンパクトSUVの新型「キックス(2021年モデル)」を発売しました。
日本でも2020年6月に登場していますが、どのような部分が異なるのでしょうか。
北米市場において、キックスは2016年から販売されています。モデルチェンジ前の外観デザインは、日産のVモーショングリル、ブーメランヘッド、テールライトなどの確立されたスタイルを継承していました。
今回の新型キックスでは、スタイリッシュなスタイリングに刷新。日本で販売されているキックスと同様の外観デザインとなり、フロントグリル、バンパー、LEDヘッドライト、LEDフォグランプ、リアバンパー、LEDテールランプ、ホイールのデザインを採用しています。
ボディカラーには、新色3色(全7色)、ツートンカラー3色(全5色)を新たに設定し、より一層の個性化を図りました。
内装には、新しいシート素材やアームレスト付きのセンターコンソールを新たに採用。カスタマイズ可能な8インチのタッチスクリーンディスプレイ、Type-C USBポートの追加、Apple CarPlayやAndroid Autoといったスマホ連携機能を装備しています。
北米で販売される新型キックスの装備は、「ヒルスタートアシスト」や「インテリジェントエンジンブレーキ」、「アクティブライドコントロール」といった機能を搭載していますが、日本で設定される「プロパイロット」は搭載されません。
また無線でアップデートできるWi-Fi、キーレスエントリー、自動通報機能などの安全機能を含む利便性とセキュリティ機能を備えた「Nissan Connectサービス」も採用されました。
パワートレインは、最高出力120馬力を発揮する1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンにCVTを組み合わせています。
日本では、1.2リッター直列3気筒エンジンを発電機としてモーターで駆動させる「e-POWER」のみの展開となるなど、国や地域によって異なっています。
北米で展開される新型キックスには、なぜe-POWERが採用されないのでしょうか。日産の担当者は次のように話します。
「パワートレインの設定については、各国や地域のニーズによって異なります。
e-POWERについては、日本では高く支持されていることから、積極的に投入されていますが、北米では日本と異なる道路事情やガソリン車を好むユーザーが多いことなどにより、e-POWERを展開していません。
しかし、日産は電動化を進めていくこともあり、今後の展開はニーズを見ながら検討しています」
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なお北米市場での価格は、1万9500ドルから2万1940ドル(約204万円から約230万円)となり、e-POWERやプロパイロットが設定されていない分、日本での価格帯よりも安価に感じられます。
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