可愛い顔して本格派! 氷の上で走ってわかった「ホンダe」のスゴさとは

2020年10月に発売されたホンダの新型EV「ホンダe」。全長3895mmのコンパクトなサイズに丸目の顔を持ち、一充電走行距離は300km弱というモデルのため、シティコミューターとしての存在感がどうしても強くなるが、ホンダ渾身の作らしく、じつはその走りは相当レベルの高いものなのだ。今回は長野県・女神湖の氷上でホンダeの実力を試してみた。

冬の女神湖 氷上でホンダeを走らせる

 「Honda e(ホンダe)」は、2020年秋に登場した電気自動車、いわゆるBEV(バッテリーEV)だ。

「ホンダe」のフロントマスク
「ホンダe」のフロントマスク

 丸いヘッドライト、角が取れた愛らしいエクステリアデザインなど、見た目にはメルヘンチックなイメージが強い。

 しかしある意味でホンダらしく、またオタクっぽく、マニアックなクルマづくりをしているから、個人的にとても気に入っている。2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーの10BESTの投票でも、筆者はホンダからはホンダeと「FIT」の2台に投票した。

 ホンダeがどこがマニアックなのかというと、後輪駆動でモーター軸の位置はリアアクスルの後ろ側にあるので、駆動方式はRRということになる。そして前後軸の重量バランスは理想的な50:50となれば、やはりその走りに期待してしまう。

 そこで長野県にある女神湖が凍結し、氷の厚みが40cmを超えたということで、ホンダeを氷上での練習会に引っ張り出し、参加者に乗ってもらった。

 最初から、横滑り防止装置のVSA(ESC)はオフにして、ツルツルの路面に出ていった。

 ハンドリング路の直線では、50km/hから60km/hくらいまで出せるが、ESCをオフにしているためにアクセルペダルをちょっとでも踏み過ぎると、後輪はホイールスピンしてお尻が横に滑り出す。そのままカウンターステアを当てながら直ドリ状態にもなる。これだけでも楽しい。

 直線の終わりは左カーブで、大きな半径から小さな半径に絞られていくところがとても難しい。そこに惰性で進入するとリアが滑り出し、またカウンターステアが必要になる。アクセルペダルをうまいところまで踏み込めれば、ドリフトを維持しながらコーナリングができる。

 ホンダeのスゴいところは、ドリフトアングルがかなり大きくなっても耐えてくれることだ。氷上だと、とかくスピンモードに入るとツルンと回ってしまうケースが多いが、ホンダeは粘ってくれる。極端にいえば、90度くらいまでハーフスピンしても、また戻ることができた。

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コメント

2件のコメント

  1. 500万でも買いたいホンダe。
    ただ、街乗りだからといって、他社の走行距離よりも明らかに劣ると二の足を踏むだろう。
    せめて、東京〜大阪間ぐらいは満充電で走行できるくらいならなぁ。

  2. 別に驚くことはない
    重心バランス良いリヤ駆動車で、
    しかも低重心でハンドル角も大きく撮れるので
    低ミュー路でのコントロール性は良いだろう、
    ガソリン車ではFRのプレミアムなモデルで無いと不可能なバランス配置が、
    BEVはバッテリーレイアウト次第でこのサイズでも可能だという事です、
    ただしお値段と重さはFRのプレミアムモデルと同じくらいになってしまいますが…