名古屋走りは減った? 愛知県が2年連続で交通事故死亡者数ワースト回避!減少の理由とは
16年連続で交通事故死亡者数ワーストだった愛知県が2019年、2020年とワーストを2年連続で回避しています。クルマが多く、広い道路も多いため事故が多い愛知県ですが、どういった理由でワーストを回避できたのでしょうか。
16年連続交通事故死亡者数ワースト1位から脱却できた理由とは?
愛知県は、16年連続で交通事故死亡者数がワーストでした。しかし、2019年、2020年とワーストを2年連続で回避しています。
ご当地ルールとして「名古屋走り」などが有名な愛知県ですが、なぜ突如として2年連続でワースト1位を回避できたのでしょうか。
2003年から16年間連続で交通事故死亡者数ワースト1位を取るほど、愛知県は交通事故の多い都道府県となっていました。
愛知県は、トヨタのおひざ元としても知られており、、全国的に見てももっともクルマの登録台数が多い都道府県とされています。
自動車検査登録情報協会の20202年10月末時点での統計データによると、愛知県で登録されているクルマの台数は532万1702台となり、次に多い東京都の441万4433台と比べても圧倒的に多く、中国地方の合計台数558万5374台に匹敵するほどです。
愛知県は免許を取得している人口の割合自体も多く、警察庁交通局運転免許課が2019年の統計をまとめた「運転免許統計」によると、愛知県の運転免許保有者は512万8789人となっており、人口に対しての保有率は約67.9%となっています。
一方で、東京都は806万579人と数値は多いですが、人口に対しての保有率は約57.8%、大阪府は511万6697人で、人口に対しての保有率は約58%となっており、北海道は約63.3%、千葉県は約64.3%と各地域を見ても保有率では愛知県が上回っているといえます。
さらに愛知県は、ほかの地域に比べて面積が小さい割には道路が密集しています。
国土交通省によると、愛知県は各地域のなかでも道路の距離の数値が高く、北海道の91万2954kmに対し、愛知県は45万8621kmと道路の距離では4位にランクインするほど道路の総延長が長い県です。
愛知県での交通事故が多い理由について、愛知県交通安全協会のスタッフは以下のように話します。
「愛知県はクルマが多い、免許人口が多い、道路が長いといった理由が複雑に絡んだ結果、事故が多いといわれています。
加えて、スピードの出しやすい広い道路や、通称『名古屋走り』といわれる信号無視や方向指示器を出さずに車線変更をする運転など、重大事故がいつ起きてもおかしくない環境、状況となっています」
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そんななか、愛知県は交通事故死亡者数ワースト1位を2019年、2020年と2連続で回避しており、16年連続ワースト1位から脱却しました。そこには一体どんな対策が取られたのでしょうか。
愛知県警の担当者は以下のように話します。
「16年続いた交通死亡事故ワーストを回避できた理由のひとつは、2015年に交通事故分析システムを改修し、運用してきた結果が2019年以降に出てきているといえます。
地区ごとの警察署にそれぞれ導入されており、過去10年近い交通事故のデータを見ることができるため、各地区の事故の傾向などを分析し、交通取締りを強化することで、死亡者が出るような重大な事故は少しずつ減ってきています。
また、統計で事故が多いと分かっている高齢者に対して、自主返納の提案やサポカー導入の案内をおこなっていることも要因のひとつだと思います」
色々と屁理屈を立てているが、
交通取り締まり強化のおかげなんかじゃない
昔から時々愛知県各所を走る機会があるけど、
昨年は県を跨ぐ移動を自粛する為機会は少なかったものの、
前年までと比べ
コロナ渦での停滞ムードで時間に追われるかのように身勝手に急ぐ走りをする者が減ったと実感した。
あと高速道路や国道バイパスの整備も進んだことで市街地の混雑も少し緩和し渋滞のストレスも減った影響かな?
一定割合で事故が減っただけ。コロナと事故防止装置のおかげ。取締りで事故が減った事は一度も無い。