売れることは考えずに、まずは作ってみた! 試行錯誤していた頃の電気自動車3選
あまり知られていないスバル製EVとは!?
●スバル「サンバーEV」

現在、スバルはハイブリッド車を中心とした電動化を進めていますが、2019年にはトヨタと共同開発したミドルサイズSUVタイプのEVを欧州で発売すると発表しています。
このスバルはすでに自社開発したEVを販売した実績があり、それが2000年12月に発売された「サンバーEV」です。
軽1BOXバンのサンバーをベースに、直結式減速機と組み合わせたモーターを搭載。クリープ現象をもたせることにより、ガソリンエンジンのAT車と同じ感覚での運転が可能となっています。
バッテリーは室内スペースを確保するために後席下に搭載して、ベース車と同等の荷室容量を実現。荷物の積み下ろしのしやすさや、スムーズな乗降性も考慮した設計です。
なお、当時の価格は300万円(消費税含まず)と、標準的なサンバーの3倍以上と非常に高価だったため、本気で販売するというよりも、スタディモデルという位置づけだったようです。
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前述のとおり、マツダからMX-30 EVモデルが登場し、2020年にはホンダe、直近ではハイパーミニのようなコミューターのトヨタ「C+pod(シーポッド)」が発売され、2021年中頃にはSUVタイプのEVである日産「アリア」の発売が予定されているなど、国内外のメーカーから次々と新型EVが登場しています。
ところが、日本でのEVの普及はまだまだ過渡期といえ、ガソリン車やハイブリッド車と肩を並べるには程遠い状況です。
現状は、充電ステーションなどインフラ、一充電にかかる時間、航続可能距離など、クリアすべき問題は山積みといえます。
今後、全固体電池など革新的な技術が実用化されれば、さまざまな問題の多くは解決されると目されているので、一気に普及する可能性がありますが、もう少し時間がかかりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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