暖房はタダ同然!? 燃費は「ACスイッチ」で左右されていた? 効率の良い設定とは
一方で「冷房」はどういった仕組み?
暖房はエンジンの熱を利用していますが、一方の冷房はどういった仕組みなのでしょうか。
カーエアコンは、液体が気体(蒸発)になるときに熱を奪う(気化熱)性質を利用しており、冷房は、液体(冷媒)を密閉された管であるエアコンシステム内で循環させ、「気化(蒸発)→液化→気化」を繰り返しおこなうことで熱を奪い冷やし、その冷えた管に風を送ることによって、車内に冷房効果をもたらします。
コンプレッサー、コンデンサー、コンデンサーファン、レシーバー、エキスパンションバルブ、エバポレーター、ブロアファンなどの複数の部品を循環し、圧力をかけたり、減圧させたりと気化と液化を繰り返すことで「冷やす装置」ができ、このサイクルを持続的に続く状態を作ることで、車内が涼しく快適に保たれます。
こういった仕組みは、A/Cスイッチを押すことで機能するため、夏につまみを青い方側にしていても、A/Cスイッチを入れないと生温かい送風が吹き涼しくなりません。

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クルマの暖房はエンジンの熱をリサイクルしてできるもので、クルマを自動で暖かくしてくれます。
無駄な燃費を防ぐためにも、A/Cスイッチを上手に使うよう心がけましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
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