「売却価格気にする」は何%? クルマ選びの工夫で将来の買取価格は本当に上がる?
クルマの買取価格は、ユーザーの懐事情を大きく左右します。一方、「購入したら乗り潰すのでクルマの買取価格は気にしない」という考えのユーザーも一定数いるといわれていますが、ユーザーの関心度はいったいどれほどなのでしょうか。
将来のクルマの買取価格、購入時も気にする?
クルマを購入するとき、売却時を見越して買取金額が下がりにくいクルマを選ぶと、次に乗り換えるとき、ユーザーの懐事情に大きく貢献します。
一方、「購入したクルマは乗り潰すので買取価格は気にしない」という考えのユーザーも一定数いるといわれていますが、ユーザーの関心度はいったいどれほどなのでしょうか。
今回、くるまのニュースでは2021年1月26日から27日にかけて、SNS上でアンケートを実施。SNSユーザーの生の声を調査しました。
まず、あなたはクルマを購入するときに将来の買取価格の高さをどれくらい重要視しますか? という質問をしたところ、それぞれ回答した人の割合は「とても重要視する」が4.5%、「まあまあ重要視する」が27.3%、「あまり重要視しない」が31.8%、「まったく重要視しない」が36.4%でした。
「あまり重要視しない」と「まったく重要視しない」の合計は68.2%で、買取価格を重要視しないという意見の人が多数派という結果になっています。
また、買取価格にはボディカラーも大きく関係しているといわれ、インターネット上ではクルマのいわゆる“人気色”“不人気色”についてさまざまな情報があります。
そこで、あなたはボディカラーを選ぶときに将来の買取価格を重要視して色を選びますか? という質問をしたところ、それぞれ回答した人の割合は「とても重要視する」が13.6%、「まあまあ重要視する」が18.2%、「あまり重要視しない」が22.7%、「まったく重要視しない」が45.5%でした。
結果、この質問でも「あまり重要視しない」と「まったく重要視しない」の合計は68.2%で過半数となっています。
とくに「まったく重要視しない」の割合が45.5%と、将来の買取価格に関係なくボディカラーを選ぶ人が半数近くにのぼりました。
ちなみに、買取価格が高いと思う車種についても聞いたところ、もっとも回答が多かったのはトヨタ「ランドクルーザー」シリーズで、トヨタ「ハイエース」がそれに次ぎました。
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実際に、買取価格が高くなる傾向といわれているクルマとしては前述のランドクルーザーシリーズやハイエースのほか、トヨタ「アルファード」、トヨタ「ハリアー」、ホンダ「N-BOX」などが挙げられます。
買取価格が高いクルマというのは市場で人気があり、中古車販売店や買取業者が長期在庫にならずに、すぐにさばけると判断しているからです。
またハイブリッド仕様とガソリン仕様が選べる車種の場合は、人気のハイブリッド車の方が残価率で有利となるケースもあるといわれていますが、走行距離に応じたバッテリーの劣化がマイナス査定となることもあります。
一方、バッテリーの劣化が航続距離に大きく影響するEVでは買取価格が低めといわれており、そもそも中古車市場が十分に形成されていないという声もあるなど、将来の買取価格の予想は一筋縄ではいかない部分もあります。
なお、買取価格が高い傾向にある車種は、総じて窃盗犯からも人気になる傾向があるので、購入する際はクルマのセキュリティを万全にするなどの注意が必要です。
買取価格を気にしないと言うよりは、乗り潰すから関係ないと言うのも結構いるのでは?
どうしても欲しくて買っているし、少なくとも納車されるまでは車の乗り心地とかなんてわからないし。