雪国でEVは敬遠されがち? 立ち往生で電欠も!? EVは冬が要注意なワケとは
EVの充電切れを避けるためには?
もしEVで雪が降る地域に出向く場合は、バッテリー残量を気にしながらこまめに充電しながらの走行が必要になりそうです。
前出のディーラー系セールスマンも、EVで移動するときは充電スポットを事前に把握してから出発するそうです。

「充電スポットは高速道路上のSAやPA、一般道では道の駅などにも設けられているケースもありますが、あとはEVを取り扱っているディーラーなどにも設置されています。
事前に充電スポットを確認しておき、こまめに充電スポットを巡りながら短時間の充電を繰り返すルートを設定するのが良いでしょう」(ディーラー系セールスマン)
またEVのエアコンは、冷房より暖房のほうが電力消費量が大きいことも、冬のEVにとってつらいところです。
高速道路のSAの間隔は約50km程度なので、航続可能距離が50km以上の表示ならば次の充電スポットを目指すことも可能ですが、予想外の渋滞が発生している可能性もあります。
やはり時間に余裕があれば途中のSAやPAでこまめに充電して、バッテリーの残量を確保しながら走行するのが良さそうです。
排気ガスを出さず音も静かでメリットの多いEVですが、冬の寒さや雪に弱いのが最大の弱点ともいえます。
EVのユーザーで雪が多いエリアに行く回数が年に数回なのであれば、いっそ内燃エンジンのレンタカーを利用するのも安全策でしょう。コンパクトカークラスであれば、1日7500円程度で借りることができます。
自分のクルマがあるのにレンタカーを借りるのは余計な出費ともいえますが、安心を買うと思えば意外に高いともいえない金額です。
「EVでも何とかなる」といいたいところですが、いつ大雪になってもおかしくないような天候のときは、安全策を取ったほうが良いでしょう。
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「脱ガソリン車」を目指すなか、クルマのさらなる電動化が求められる時代になっていますが、次世代の主流とされるEVにはまだ弱点があります。
現時点では、内燃エンジン車のほうがメリットも大きく、冬の大雪などといった状況にも対処しやすいといえます。
もちろん、短時間でフル充電が可能となる革新的な電池が登場したり、一回の充電で飛躍的に走行可能距離が伸びれば、雪が多いエリアでもEVが普及する可能性があるのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。








































