ホンダ「ヴェゼル」が2021年春に全面刷新! 初代モデルが残した功績とは
ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」が2021年春にフルモデルチェンジして2代目モデルが登場します。初代ヴェゼルとはどのようなモデルだったのでしょうか。
かつてSUV人気ナンバー1を獲得したホンダ「ヴェゼル」
2021年2月18日に、ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」の新型モデルが世界初公開されます。
初代ヴェゼルは2013年11月に開催された東京モーターショー2013に出展され、同年12月に発売されました。
登場から7年経過した初代ヴェゼルとは、どんなモデルだったのでしょうか。歴史を振り返ります。
ジャンルの枠を超え、SUVのもつ力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンのような使いやすさなど、新しいクルマのカタチとして登場。
ヴェゼルという車名は、英語で「カットした宝石の小さな面」を表す「Bezel」と、クルマを意味する「Vehicle」を掛けあわせた造語で、角度によって表情を変える宝石のように「多面的な魅力と価値を持つクルマ」という想いを込めたといいます。
ヴェゼルは海外でも展開されており、「HR-V」という車名で販売。ヴェゼルシリーズとして中国では「XR-V」も存在しています。
ヴェゼルの外観デザインは、流麗なクーペのようなフォルムにSUVの安定感を融合させ、都会的なスタイルとしました。
また、内装の質感にもこだわり、フロントはクーペのようなパーソナルな空間を創出すると同時に、ホンダ独創の「センタータンクレイアウト」を採用することで大きな荷室やゆとりある後席を実現しています。
パワートレインは、1.5リッターガソリンと1.5リッターエンジンにスポーツハイブリッドシステム「i-DCD」を組み合わせたハイブリッドモデルをラインナップ。
ハイブリッド仕様は高出力モーターとの組み合わせで、2リッターエンジンに匹敵するパワーと爽快なドライビングフィールを備え、JC08モード燃費で27.0km/Lという低燃費を達成しています。
駆動方式は2WD(FF)に加え、4WDを設定。電子制御により緻密に前後輪のトルク配分をコントロールする4WDシステム「リアルタイムAWD」をホンダとして初めてハイブリッド車にも搭載しました。
ヴェゼルは、発売から約1年後の2014年11月に累計販売10万台を突破。2014年1月から12月の新車登録販売台数においてSUV1位を獲得するなど、一気に大ヒットモデルとなりました。
2015年4月に一部改良では、ボディカラー・インテリアカラーの追加や快適装備の設定、乗り心地および質感が向上。
2016年2月の改良では、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を設定するとともに、走る楽しさを追求する新グレード「RS」を設定しました。
2018年2月にはマイナーチェンジを実施。ホンダセンシングを全車標準装備するとともに、デザイン変更や静粛性・燃費性能の向上、4WDモデルは雪上でのコントロール性能がアップしています。
2019年1月には、ガソリン車に1.5リッターターボモデルを搭載した「ツーリング」グレードを設定。さらに、同年11月にコンプリートカーの「モデューロX」を追加するなど、時代に合わせて進化を重ねてきました。
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日本自動車販売協会連合会が発表する登録車販売台数ランキングにおいて、ヴェゼルは2014年、2015年、2016年、2019年と4度のSUV販売台数ナンバー1を獲得するなど、洗練されたデザインや広い荷室、室内空間が幅広いユーザーから支持を得ています。
ttps://paultan.org/2020/11/09/2021-honda-hr-v-rendered-with-more-angular-look/
このリンク先にあるものが次期ヴィゼルのデザイン予想ではかなり正確なものだと思います。